IT川柳
お題は「コンテンツ」
三月の特選
- コンテンツ詰めて面接向かう朝(汐海岬)
三月の名作・迷作選
- 新事業成否を分けるコンテンツ(あぐみ)
- 情熱とまごころ見えるコンテンツ(かきくけ子)
- コンテンツたっぷり欲しい我が身にも(こぱんだ)
- 合コンで活きる口説きのコンテンツ(しげのり)
- コンテンツ多い弁当残り物(歌仙草)
- コンテンツ活かすソフトはわが脳だ(大和三山)
- 妻褒めて三品増えるコンテンツ(田中つん)
- イケメンは表紙なのよと諭す母(良馬)
- コンテンツ替えて二度目のラブレター(ポリアンナ)
- 共白髪顔スタイルよりコンテンツ(まこっちゃん)




IT専門用語が一般化し、IT以外の文脈でも使われるケースが増えています。何げなく使っていますが、本当のところを分かって使っているのか、自戒も含め疑問符の付くことがあります。あらためて聞かれると「どういう意味なんだろう?」と、ふと立ち止まり考え込んでしまう…。今回のお題「コンテンツ」もその一つかもしれません。皆さん、作品作りにご苦労されたようですね。具体的に見えながらそうではないところがつかみづらく、直訳的な意味で作られた作品が多かったように思います。また、内容、中身という意味合いで、自分や他人の評価を揶揄(やゆ)した作品も結構、見受けられました。
特選句は「コンテンツを満載したぞ!」と面接に向かう、さっそうとした意気込みが伝わってきました。ひょっとしたら、情報を満載にしたデバイスにあやかりたいという願望も含まれているのかもしれませんね。
「手のひらに暮らしまかせたコンテンツ」 立川談幸

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編集部より |