ITの普及と共に、その周辺の用語が今や一般用語として、当たり前に使われるようになりました。私がパソコンを始める前は、その用語が専門的で何のことやら文系の私にはさっぱり分かりませんでした。それが自分でも、電子メールやインターネットをやり始めたあたりから、あれよあれよと言う間に専門用語と思われていた言葉が一般用語となり、会話の中に普通に入ってきました。サイトの普及もめざましく、サイトを通さないと得られないことも多くなり、コマーシャルもラジオやテレビが主流だったものが、最近では「詳しくはウェブサイトで…」というコメントが多くなりました。サイト上にそれが載っているか載っていないかで、信用度も違うようです。
多様に利用されるサイト、それにより「落とし穴もあるよ」という警句もたくさん見受けられました。ということは自戒も含め、その利用も慎重にという対応がなされているものと安心いたしました。"甘い言葉には罠がある"と同様に、甘いサイトにも罠が潜んでいるようです。同じジャンルのサイトを芋づる式に渡り、比較する楽しみもありますね。いつの時代でも自分の都合のいい、安心させてくれる意見に耳を傾ける人情は変わりません。特選句はそんな誰にもありそうな共通体験を力まずに詠んでいますね。
「人に聞きサイトで叩き橋渡る」 立川談幸
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