IT川柳
お題は「ブロガー」
四月の特選
- 更新に料理の腕も上がるなり(ジャスミン)
四月の名作・迷作選
- 名刺にもニックネームとサイト名(おてもやん)
- 水を得た魚のようにブログ内(かわたけ)
- 角度変え写真撮るたび冷える飯(タルッキー)
- お薬とブログ食後に欠かせない(あどぞう)
- ネタが無い雨や雪でも出掛けてる(ブルードラゴン)
- コメがない聞いた母から米届く(まこっちゃん)
- 顔写真載せてコメント激減し(金身羅漢)
- 女房がブログはじめて愚痴が減る(はるお)
- ブロガーは未来の友に向けて書く(三年ブロガー)
- ブロガーの投げた小石が波になる(蒼い朱鷺)




今やどれほどのブロガー数がいらっしゃるのでしょうか? 中には複数の顔をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。IT時代、まさに情報の速さはネット社会ならではの恩恵です。ブログを通して、自分の動向を広く知らしめることに利用されている著名人もいらっしゃいます。マスコミもそこからネタを拾い出したりしています。ネタ元がブログということを、結構耳にいたします。
また、個人に帰することばかりではなく、お役立ちのブログやコミュニティの場でもあり、ブロガーたちはそれぞれの話題に大いに花を咲かせています。虚構を膨らませがちになるという危険性ははらんでいますが、自分の多面性を発揮できるというのは、ブログの良さだと思います。今やブロガーの結集は、世の中を変える力さえ持ってきました。
長い歴史を考えれば、まだまだブログは誕生したばかりの文化です。これから、ますます成熟していくことを望んでいます。そして、人類が幸福に帰するグローバルなコミュニケーションとして、進歩、発展していってほしいと思います。ブロガーはコメントを求めています。コミュニケーションを欲しがっているのです。現代人は孤独を癒してほしいのです。ブログにより自分が孤独じゃないことを確認したいのです。そんなことをつくづく感じた次第です。
「漠然の景色ブロガー変えて見せ」 立川談幸

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編集部より |