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IT川柳

お題は「スマホ」

九月の特選

  • パソコンを古女房にするスマホ(良馬)

九月の名作・迷作選

  • 昭和祖母平成スマホが知恵袋(KAKA)
  • 退屈を人差し指で塗りつぶし(あどぞう)
  • スマホにも栞が欲しい途中下車(うずまき君)
  • スマホするネイルの赤さ誠あれ(たかさま)
  • IT川柳スマホで見せ合う長寿会  とむちゃん)
  • 眠る人聞く人読む人触る人(ブルードラゴン)
  • 混雑もなぜか静かな喫茶店(もへじ)
  • 本棚を丸ごと入れておくカバン(汐海 岬)
  • スマホ視て人を見てない交差点(初心者おばさん)
  • 貴重品スマホとカード2枚だけ(夢邸)
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お題は…スマホ

選者より一言

世の中の変化のスピードがIT社会になって、より加速がついてきたようです。
スマートフォンの普及も同様で、気がつけば周囲の7〜8割はスマートフォンです。それによって電車内での風景なども少し変わってきました。乗客のほとんどは何かしらの画面と向かい合っています。それは入選句にもあるように喫茶店での光景でも見受けられることですね。スマホに乗り換えていない人は、やや肩身が狭くなってきているのではないでしょうか。
各家庭でパソコンが使えるようになったこと自体、夢のようだったのに、そんな機能が手のひらサイズとは、ふと立ち止まって考えてみると驚愕してしまいます。子供のころ、そんな時代が来たらいいなあと、想像の世界で描いていた未来への夢が、夢でなくなる人類の進歩。ここまで来ると、この先どんな夢を描いてやろうかと悩んでしまいます。スマホに埋没するのではなく、そこから現実の世界を広げていってもらいたいものです。
新し物好きの日本人。でもさんざんお世話になったものを古女房の如く愛着をもって、労わってあげましょう。古女房だからといって、邪険にしないで下さいね。昔は「女房と畳は新しい方がいい」なんて言葉がありましたが、さてIT機器もそうなるのでしょうか。
「万能に指で漕ぎだすスマホ丸」  立川談幸

選者プロフィール

老人会スマホひとつでモテ期くる(りのんぱ)

編集部より
惜しくも選を逃した名(迷)句から編集部が選んだ今月の「編集部のエコひいき」。バイクに鉱石ラジオにラジコンと、“工学博士”と異名をとった若い頃。GSM、GPRSなど説明しても女性は誰も興味を持ってくれなかったのに、スマホに変えた途端に…。


イラスト/小湊好治
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