
IT川柳
お題は「いいね!」
一月の特選
- リニューアルいいね!が増えてどっと混む(とむちゃん)
一月の名作・迷作選
- オンライン猫も杓子も褒め上手(KAKA)
- 「いいね!」から広がり深まる間柄(PON5)
- みんなから「いいね!」された失恋日(あいらむ)
- 懸賞もいいね!しないと受け付けず(あちあなん)
- お手軽な「いいね!」で価値が決まる今(あまた)
- いいね!したサラダが今日も食卓に(キッチン・ドラッカー)
- 付き合いか義理か情けかボタン押す(もへじ)
- 特別ないいね!は笑顔込めておく(汐海岬)
- 義理チョコとほぼおんなじの義理いいね!(浜ぶどう)
- パソコンの前でも彼はイエスマン(良馬)




人を育てるコツは褒めることだそうである。またお世辞とわかっていても人は褒められると嬉しいものである。お世辞の嫌いな人が「あなたはお世辞が大嫌いで本音でばかりお話をなさる。あなたみたいな立派な方を私は大尊敬いたします」と言われて、嬉しそうににこっと笑った、なんていう話があるくらいである。誰しも褒められて悪い気はしません。
「いいね!」も上に「どうでも」「だれでも」「都合が」「人が」と付くと、意味も少し変わってきます。「いいね!」はいろいろな意味にとれるので、内容によってひと言で「いいね!」でくくってしまうのは如何なものかというのはありますね。Facebook上の”負”のメッセージに共感しても、その同意に対して「いいね!」しか選択がないのは不都合が出てきます。それを揶揄した作品も結構ありました。
そして俵万智さんの「サラダ記念日」を意識されての作品も数多く見受けられました。懐かしい気がしました。
特選句は「いいね!」効果をうまく掛け言葉を使って面白くまとめた作品だと思います。
「新参のお愛想いいねでご挨拶」 立川談幸

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編集部より |