
IT川柳
お題は「タブレット」
三月の特選
- うちの彼薄い軽いのタブレット(SDR)
三月の名作・迷作選
- どや顔で部長が見てるタブレット(あどぞう)
- お医者さん薬の説明タブレット(こちら港303)
- 説明書読んでいる間に子が使う(にこにこ)
- タブレット今日は先生明日は弟子(はるやす)
- 図書館の本消え棚にタブレット(まこっちゃん)
- カバンへと詰める元気とタブレット(汐海岬)
- 端末に肩身が狭い生き字引(周平)
- タブレット商談中のパートナー(森の児)
- 親指と人差し指で孫を撫で(尊_護空)
- 還暦で父がかじったタブレット(不利素句)




少し前まで、タブレットと聞くと薬を連想いたしましたが、昨今はタブレットと言うと、タブレット端末を指す言葉として広く使われるようになりました。
ノートパソコンもモバイル性はありますが、利便性を考えると、私はノートパソコンは基本的に家で使っています。出かけるとなるとタブレットに頼ります。
このタブレットの登場により、モバイル性が向上しました。”どこでもドア”的に、我々をいざというときに助けてくれるとても有り難い機器です。
軽便化され、ICT生活が楽になりました。PC、ケータイ、スマホ…峠をいくつも越えて使いこなしてきた中高年、もうタブレットも難なくクリアでしょう。
タブレットの恩恵を実感している作品を多く頂戴いたしました。特選句は薄い、軽いの、タブレット端末の利点、長所、これを人間に置き換えると、軽薄さという逆の見方をされてしまいます。その倒置を見つけ、ユーモアのある皮肉さが面白く感じました。
タブレットは薄くて軽いものですが、中身は重厚ですね。人間もタブレットにたとえられて、それが褒め言葉として伝わる日も遠くないかもしれませんね。
「端末もタブレット飲み風邪予防」 立川談幸

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編集部より |