IT川柳
お題は「投稿」
七月の特選
- 投稿で失恋ネタも金一封(おてもやん)
七月の名作・迷作選
- 我が作品投稿打低で不採用(ゴールデンウルフ)
- あの方はかなり図書券貯まったろう(ブルードラゴン)
- 定年後投稿のため乗る電車(まこっちゃん)
- 投稿を副業にしてボケ防止(まさゆき)
- きっかけは粗品もらった五七五(もへじ)
- 没続きパソコン平気か確かめる(ヨウコリン)
- 投稿のネタに困らぬ我が職場(よしえ)
- 「いいね」されカメラ片手に一人旅(PON5)
- 大御所も投稿していた頃があり(雄之介)
- ペンを取り清書したあとキーたたく(落犀庵)




投稿というのは、従来は、新聞や雑誌への意見や文芸作品などを送るものだったと思います。ネット社会になってからは、もっと気軽に投稿できるサイトが増えているようです。動画などの投稿のほうが主流になってくるかもしれません。
個の作品、個の思いが公となり、それへの支持により自分の生き方、生き様に確信、自信が持てるようになるということはありますね。
人間は自分の考えを他人に知ってほしい、理解してほしいという潜在的な欲求があります。感動を分かち合いたいというのも、その一つかもしれません。人それぞれ投稿する対象は違うでしょうが、投稿することによって返ってくるもの、得られるもの、学べるものなどなど視野も広がっていくでしょう。
ユーモアとは自分を客観的に見て、それを笑いに転化できるセンスでもあります。特選句は、気落ちした自分の姿を、ユーモアをもって作品に表したことによって得た賞金なのでしょう。
なかなか二つ良いことはありませんが、二つ悪いこともありませんね。
「恐妻のお陰で投稿株を上げ」 立川談幸

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編集部より |