導入の効果について

　弊社は京都・滋賀の観光・歳時記ニュースを中心にイメージベースARを活用しています。千年続くイベントであっても、その日のニュースをその日の夕刊または翌日の朝刊に掲載しないと、読者は納得しません。また、資料映像では「新聞の写真が動き出す」という驚きが生まれません。このため、動画撮影から紙面の締め切り時間までに、スタートになる紙面掲載写真を選び、遅くても配達されるまでに動画の編集・登録を完了するスピードが求められます。
　一方で、有料販売している紙面に掲載する以上、動作が不安定だったり、サービスの変更・打ち切りが突然されたりすることは許されません。新聞社にとって、イメージベースARはスピードと信頼性の面で最適だと受け止めています。
　また、導入当初は、NTTコムウェアの皆様に休日、深夜を問わず、協力を願いました。セルフ登録機能が追加されてからは、弊社側で写真の認識率チェックができるようになり、さらに素早く紙面に掲載する写真を決められるようになりました。紙面レイアウトの担当者に負担をかけることもなく、デジタル部門での作業時間も大幅に短縮できるようになりました。

今後の展開について

　イメージベースARは、紙面にデジタルメディアの付加価値をもたらすという点で、非常に満足のゆくものです。今後は蓄積したデジタルコンテンツと印刷媒体との連動をさらに広げ、新たな収益を生み出せないかと模索しております。この点でもNTTコムウェア様には事業パートナーとしてのご助言やサポートを期待しております。
　また、めまぐるしく変わるユーザー側の環境にも、引き続き丁寧で迅速な対応をお願いいたします。