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プロジェクト進行を助けた綿密なコミュニケーション

新システム「eHumanⅡ」の仕様等が決定し、システム構築がスタートしたのは2008年後半。大規模なプロジェクトだけに、開発にかかわる協力会社もかなりの数に上り、プロジェクト関係者が非常に多かった。そうした中で、品質を確保しつつ構築をスムーズに進めるためには、お客さまとの密なコミュニケーションが鍵となった。

「週に1回はNTTコムウェアのスタッフと進捗会議を持って、それまでの工程を振り返り、予定の遅延などに対してタイムリーに手を打つことができました。疑問や問題があれば、事の大小にかかわらず必ずこちらの了解を得るように心がけていただけたのは、ありがたかったですね。綿密なコミュニケーションによって信頼関係を固められたことが、今回のプロジェクトを円滑に進められた大きな理由だと思います」と、NTTビジネスアソシエの小林氏は振り返る。

先に触れたように、今回はグループ会社を新たに統合することになっていたが、同社の独自システムから「eHumanⅡ」へのデータ移行は困難を極めた。特に、一部の社員については人事履歴データが複雑で、移行ツールの開発に多大な労力と時間がかかることが判明したため、NTTコムウェアは、該当社員のデータを手入力で移行することが納期を守るうえでベターであるとNTTビジネスアソシエに提案し、判断を仰いだ。

そうしたNTTコムウェアの姿勢について、「最終的には手入力という“ローテク”を使用することになりましたが、発注側として重要なのは目的を達成すること。方法はいわば二の次です。NTTコムウェアはこちらと同じ視点に立って、少々都合の悪い問題でも包み隠さず、早い段階で相談してくれた。結果として品質が担保され、お客さまである各グループ会社との対応も円滑に行うことができました」と小林氏は述べる。

eHumanⅡの概要

4億5,000万レコードの膨大なデータを2週間で移行

「eHumanⅡ」の構築に当たっては、旧システムで利用されていた約3,000件の機能を移行し、お客さまからのさまざまな改善要望に応えた。また、最終的に新システムへ移行したデータは4億5,000万レコードに及んだが、移行ツール生成エンジンの活用などによって2週間での迅速な移行を果たした。2010年2月に予定どおりサービス提供を開始、その後も順次メニューを拡大し、労働基準法改正やNTTグループの制度改正にも対応しつつ、順調な運用を実現している。2010年末現在で、ユーザーの数は、約90社のグループ社員15万人に上る。

「大きな工期の遅れもなく、かつ現場に混乱をきたさずサービスを提供開始できた上、これまで約1年の運用でこれといったトラブルがないので大成功だったと思います。コスト削減、内部統制強化への対応といった当初の目的はほぼ達成できたと考えています」と語る小林氏は、最後に、今後への期待を込めて次のような言葉で締めくくった。「今後も、グループ各社をめぐる状況の変化に迅速に対応し、より価値の高いシステムを提供していかなければなりません。また、より多くのグループ会社でご利用いただき、NTTグループ全体としての投資コストを抑えることで、NTTビジネスアソシエのミッションを果たしたい。NTTコムウェアには、これまで同様の手厚い体制と迅速な対応により、私たちの課題解決に貢献していただければと考えています」

溝手 貴久 NTTコムウェア株式会社 エンタープライズ・ソリューション事業本部 HCMソリューション部 担当課長

溝手 貴久
NTTコムウェア株式会社
エンタープライズ・ソリューション事業本部
HCMソリューション部 担当課長

信頼関係に基づいて“よいものを作る”という
目標を共有できました

NTTグループ約90社、15万人の社員が毎日利用する人事給与統合基幹業務システム「eHumanⅡ」。旧システム「eHuman」を引き継ぐものであり、安定運用が求められる大規模システムということで、NTTコムウェアとしても並々ならぬ意気込みで開発に取り組みました。

eHumanⅡの開発においては、ピーク時には400名を超えるメンバが開発に携わるという巨大プロジェクトであり、チーム数が20、参画する協力会社が19社という状況で、いかにしてプロジェクトの統制を図るかが大きな課題でした。
情報共有を行うという観点から、生産性の向上及び品質向上を目的としたWG(ワーキンググループ)を立ち上げ、各チームが抱えている問題の共有や、設計・プログラミングルールの統一等をディスカッションする場を設けました。その結果、チーム間でベクトルが合い、お互いに技術補完を行う雰囲気を醸成することができました。

NTTコムウェアには、NTTグループの他の共通系システムや、NTT以外の巨大企業グループのシステムの構築・運用経験を持つ技術者が多数おり、今回のプロジェクトでもそのノウハウを最大限活用しました。その結果、品質の安定と、性能の向上を図ることができました。なかでも給与計算については、旧システムから比べて計算時間が1/5程度に短縮し、利用するユーザーの作業負荷を軽減できていると思います。

おかげさまで「eHumanⅡ」は順調に稼働していますが、ユーザーから新たなご要望も頂いており、引き続き改善を図っていきます。また将来的には、このシステムに蓄えられている人事給与関係の基本データを、グループ各社の他の業務システムでも利用できるよう連携させることで、コスト効率を上げていけたら、NTTビジネスアソシエ様およびNTTグループへのさらなる貢献につながるはずです。

一方、「eHumanⅡ」の構築・運用を通じて得た人事給与システムのノウハウは、企業規模の大小にかかわらず活用できるもの。そこでNTTコムウェアとしては、さまざまな企業に向けて人事給与にかかわるソリューションを提供することも視野に入れています。「eHumanⅡ」ではOracle社のERPパッケージソフトであるPeopleSoft Enterpriseを採用し、構築しましたが、お客さまからのご要望に対し、スクラッチ開発や他のパッケージソフトの採用を含め最適なソリューションを提案し、構築できる技術力を持っていると確信しています。人事給与システムを基本として、より広く“ヒューマンキャピタル”の最適配置や育成など人材マネジメントを支援するソリューションを展開していきたいですね。

2011/2/1

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