2026年1月に開催された「第27回日本ボッチャ選手権大会」で、BC2*女子クラスに出場した蛯沢文子選手(NTTドコモソリューションズ所属)が優勝しました。
本記事では、蛯沢選手(以下、蛯沢)と、NTTドコモソリューションズ代表取締役社長の三ケ尻哲也(以下、三ケ尻)による対談を通じて、競技の魅力や今後の目標を紹介します。
蛯沢文子選手 プロフィール
2000年入社。NTTドコモソリューションズ所属の選手として国内外のボッチャ大会で活躍。
NTTドコモソリューションズ | ATHLETE TEAM 蛯沢文子 ボッチャ
<競技略歴>
- 2010年
- 友人の誘いをきっかけにボッチャを始める
- 2017年
- 第19回 日本ボッチャ選手権大会優勝【BC1】
- 2021年
- アジア・オセアニア地区選手権個人戦4位入賞【BC2】
- 2023年
- 杭州2022アジアパラ競技大会個人戦4位入賞【BC2】
- 2024年
- 第25回 日本ボッチャ選手権大会優勝【BC2】
2024 New Taipei City World Boccia Cup Team戦4位入賞【BC2】 - 2025年
- Beijing 2025 World Boccia Cup個人戦3位【BC2】
Seoul 2025 World Boccia Cup Team戦4位入賞【BC2】 - 2026年
- 第27回 日本ボッチャ選手権大会優勝【BC2】
ボッチャとは
ボッチャは、白い目標球(ジャックボール)に向けて赤・青のボールを投げ合い、より近づけたチームが得点するスポーツです。戦略とコントロールが勝敗を左右し、パラリンピック競技としても親しまれています。一般的な試合は複数の「エンド」で構成され、各エンドでジャックボールに最も近いボールを持つチームが点数を獲得します。合計得点で勝敗が決まります。
祝!第27回日本ボッチャ選手権大会優勝
三ケ尻:改めまして、第27回日本ボッチャ選手権大会での優勝、おめでとうございます。日本一を獲得されたことを大変うれしく思います。大会後には多くの方から祝福の声が寄せられ、改めて蛯沢選手の活躍の大きさを実感しました。
金メダルを手にする蛯沢選手
(第27回日本ボッチャ選手権大会 閉会式)
蛯沢:ありがとうございます! 2028年にロサンゼルスで開催される国際大会への出場をめざす上でも非常に重要な大会でしたので、良い結果を残せてうれしいです。互いの得意・不得意をよく知るライバル選手との連戦でしたが、応援に駆けつけていただいた皆さんの「緊張せず頑張って!」という声掛けもあって、落ち着いて自分の力を発揮できました。
三ケ尻:日本一をかけた大舞台だと相当なプレッシャーがかかると思いますが、いつも試合中はどのようなことを考えていますか?

蛯沢:普段からオン・オフの切り替えを大切にしていて、仕事の時は仕事だけ、ボッチャの時はボッチャだけに集中するようにしています。試合の時にも応援席を意識してしまうと「絶対に勝たなきゃ!」と焦りが出てしまうので、あえてコートの中だけに意識を向けていますね。相手の狙いや次の展開を読みながら、何通りも投球パターンを考えています。
三ケ尻:2017年からは当社のシンボル選手として社員家族向けの「ファミリーデー」やNTTグループのパラスポーツ体験会などイベントにも積極的に参加されています。シンボル選手として活動することで何か以前との違いはありますか?
蛯沢:「自分のために勝ちたい」という思いに加えて、「会社のためにも頑張りたい」という責任を感じるようになりました。加えて、ボッチャ選手として世界をめざしていることが社内にも広く知られるようになり、たくさんの方々から温かい応援をいただけるようになりましたね。職場の皆さんも積極的にコミュニケーションをとってくださって、困ったときにも本音で相談できるので、とても支えられています。

三ケ尻:居心地の良い職場環境づくりは会社経営の土台ですので、その言葉を聞いて安心しました。世界を相手に戦う蛯沢さんの姿勢は、「常に新しい技術や価値を追求し続ける」という私たちのビジネスにも通じるものがあります。自分の強みを最大限に発揮する蛯沢さんの姿を見て、社員の皆さんも良い刺激をもらっているはずです。今後も刺激し合い、支え合う環境を一緒につくっていければと思います。
世界をめざして
三ケ尻:今後は国際大会で実績を残すことが目標になってくるかと思います。海外の強豪と戦う中で、ご自身の強みとなる点があれば教えてください。

蛯沢:これまで培ってきた戦略眼には自信を持っています。一投一投の細かなコントロールはその時のコンディションによって左右されることもありますが、戦略的な勘は経験を重ねるほど、研ぎ澄まされていきます。自分の強みでもある戦略眼を磨いた上で、そこに投球のテクニックが乗算されれば、世界を舞台にしても必ず勝機がつかめると思っています。
三ケ尻:国内大会と国際大会では、やはり試合の雰囲気も違ってくるのでしょうか?
蛯沢:国内大会は接戦が多く、劇的な逆転劇はあまり起こりません。一方、海外では試合展開が激しく、劣勢を覆して勝つ試合も少なくありません。もちろん、そういった試合で勝った時には格別の喜びがあります。
三ケ尻:最後まで諦めずに戦うことが重要になりそうですね。今後さらに強くなるために、どういったことを実践していきますか?
蛯沢:プレー内容の振り返りを大事にしたいです。なぜその展開になったのかを徹底的に分析して、次にどう生かすかを考える。単純ですが、その繰り返しが力になると思っています。負けた試合を振り返るのは、正直辛い時もあるのですが(笑)
三ケ尻:どんな物事でも、やはり改善の第一歩はこれまでの歩みを振り返ることですよね。過去を顧みる謙虚な態度が強さの秘訣なのだなと、今回の対談を通して再確認しました。 次の勝負の舞台は海外になるかと思いますが、このチャンスをしっかり手にしてきてください!
蛯沢:ありがとうございます。国際大会で一つでも上の順位をめざせるよう、コツコツ努力を続けていきます!

- *BC2:上肢で車いす操作が可能な選手区分の一つ(脳原性疾患)。
2026/04/16
- ※ 商品およびサービスの内容は、予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- ※ その他、記載されている社名、商品名などは、各社の商標または登録商標である場合があります。












