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ICT TREND:【第3回】
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注目高まるIT部門の新定義

全社的なITコストの削減やビジネスの俊敏性向上に向けて、IT組織の資源集約化と技術標準化に取り組む「ITaaS」(IT as a Service:サービスとしてのIT)へのアプローチが、近年にわかに注目を集めている。

サービスプロバイダーとしての新たな役割

ITの急速な進歩により、私たちの生活スタイルは大きく変化した。同時に社会を構成する様々な分野の仕事における重要性も一段と高まり、今やITはあらゆるビジネスに必要不可欠な要素となっている。ところが最近、従来のITとビジネスの関係を再構築しようとする動きが世界的に活発化している。ここでキーワードになっているのがITaaSという考え方だ。
多くの企業におけるIT関連業務は、これまで主に社内のIT部門(情報システム部門)が担当してきた。彼らは多様なハードウェア、ソフトウェアから自社に最適なものを選び、社員のニーズに応えてカスタマイズし、業務で活用するための環境づくりと運用管理を行う。一方、経営層はITを事業に必要なコストとして捉え、できるだけ抑制すべきと考えているため、両者の間にはたびたび見解の相違が生じていた。また、システムを利用する各事業部門からは改善を求める要望が絶えず、IT部門は深刻な「板挟み」の状況に置かれていたといえる。
その中で1990年代後半に現れたのが、ネットワーク経由で各種のサービスを提供するASP(Application Service Provider)であり、現在も多くの企業が利用している。その後、ネットワーク環境の整備が進んだことなどからクラウドコンピューティングが普及し、ソフトウェアをサービスとして提供するSaaS(Software as a Service)や、開発プラットフォームを提供するPaaS(Platform as a Service)、システム基盤を提供するIaaS(Infrastructure as a Service)といった新たな運用形態が登場した。
ITaaSは、これらの取り組みによって一層ビジネスを成長させるために、IT部門が単に社内の一部署としてではなく、より独立性の高い事業体として包括的なサービスを提供することを目指したものである。

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