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コスト削減/俊敏性向上をグループ全体で実現

ITaaSの実現にはモバイル、ソーシャル、ビッグデータ、クラウドという4つの要素が必要とされる。「第3のプラットフォーム」と呼ばれるこれらの仕組みは、現在ベンダー各社が開発にしのぎを削っている分野で、まさに日進月歩の勢いだ。

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ここでは、膨大なIT資源をどのように取りまとめて管理するかが重要なポイントになる。米国VMwareは、サーバー、ネットワーク、ストレージといったインフラを仮想化し、ソフトウェアで定義したデータセンターのサービスとして提供するSDDC(Software-Defined Data Center)を提唱している。SDDCを整備することでユーザーはデータのある場所を意識せず、必要なリソースを利用することができるようになる。

米国の調査会社IDCが発表した予測によると、グローバルな事業展開を行う企業の半数以上がITaaSの導入を検討中とされている。これは、多くの企業にとってITコスト削減が重要なテーマになっていることを示すものといえるが、理由はそれだけに限らない。グループ全体でIT組織の資源集約化と技術標準化を図ることは問題解決のスピードを上げ、結果的に大きな競争優位性を得ることができる。また、コストを意識してどうしても対応が後手に回りがちな従来の仕組みを改め、自発的にサービスを提供する集団としてIT部門を位置づけることはスタッフの意識向上につながるほか、事業部門やユーザーの満足度向上にも寄与する。

つまり、ITaaSを推進することは、ITを利用するすべてのスタッフに大きなメリットを与えることになる。ただし、新たな取り組みを進めるには明確な戦略が必要になる。これまで新技術導入をIT部門だけに任せる傾向が強かったと感じている企業では、今後は全社員がサービス利用者として積極的に関与し、継続的な視点でIT戦略の策定に参加することが求められる。その意味でITaaSは、ビジネスの仕組みそのものを大きく変える存在になりつつあるといえるだろう。

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