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ITU-T Workshop on "Networked RFID: Systems and Services" 参加報告

お知らせ 2006.02.14

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研究開発部

 2006/2/14-15の日程で、ITU-T のWorkshop on "Networked RFID: Systems and Services"がジュネーブで 行われました。このワークショップは、次世代通信網(NGN)における有力アプリケーションの一つであるRFIDに 関して、技術動向、市場動向、ビジネスモデル、などについて世界各国の主要な企業や研究機関からのパネル プレゼンテーションを行うワークショップです。その中で、セッション3「RFIDと新しいビジネスモデル」の セッションの中で、NTTコムウェア加瀬研究開発部長が、研究開発部にて取り組んでいるRFIDのビジネスモデル に関するパネルプレゼンテーションを行いました。

講演を行う加瀬研究開発部長

冒頭のオープニングセッションでは、ITU内海事務総局長が講演を行い、今急速に普及しつつあるRFIDが、 次世代通信網(NGN)における重要なアプリケーションになるとの見通しを示し、ITUとしてもRFIDについて議論を 推進していく必要があるとのコメントがありました。また、ITU-TのZhao電気通信標準化局長からも、同様に RFIDなどの次世代のアプリケーションの議論を進める必要があるとのコメントがありました。内海事務総局長も 出席され、参加者数も世界各国から200名以上の参加者があり、ITUにおけるRFIDに関する関心の高さが 感じられました。中でも日本の他、韓国からの参加者が非常に多いのが目立っていました。

コムウェアはSession 3: “RFID and New Business Models” において、”RFID's three application models: Location Identification, Products Traceability & Personnel Tracking” というタイトルで、3つのRFID のビジネスモデルについて、日本での具体例(国土交通省の自律移動支援プロジェクト推進委員会の実証実験 での視覚障碍者支援システム、三越・高島屋の百貨店モデル、動線管理、学童安全など)を交えたプレゼンテー ションを行い、高い関心を集めました。プレゼンテーションの後、米国商務省やアラブ首長国連邦の電気通信 の主管庁などから質問や反響がありました。


セッション3の様子(壇上右から2番目が加瀬研究開発部長)


日本からは、ユビキタスIDセンターの越塚東大助教授などもセッションコーディネータとして参加しており、 オープニングセッションでユビキタスIDに関するプレゼンテーションも行われました。また、コンテナ用に Supply Chain Tag, Electronic Seal, Container ID Tagの3種類のTagの標準化が進んでいることが紹介された 他、NFC(Near Field Communication)への取り組みについての紹介が多かったのが目を引きました。一方で、 UHF等各国で周波数割り当てが異なり、無線インタフェースも各国のRegulationで異なっている点についての 懸念が、発展途上国を中心に表明されていました。
ワークショップ終了後にはラップアップ会合が行われ、ITU-Tは他のRFIDに関連する標準化組織などとも連携し、 取り組みを推進することとなり、各SGでの検討項目などについて明確化の議論が行われました。

ワークショップのプログラム


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