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コムウェアの森、植生調査について

お知らせ 2012.11.21

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 2009年に東京都の花粉の少ない森づくり運動に協賛し『企業の森・NTTコムウェア(青梅)』に、杉、檜などの針葉樹を中心に、ナラ、クヌギ、楓、桜、梅などの広葉樹を植樹して以来、翌2010年度から毎年、植樹した樹木が生長していく過程を記録してくと同時に、コムウェアの森の姿が周辺環境と調和しどのように変化していくのか調査を続けています。

 コムウェアの森は、JR青梅線“沢井”駅の近くにあり、大半が北側斜面に位置しています。真北に位置する部分は日当たりが悪く、特に急斜面である上部では表土も少なく成長度合いが遅いですが、その他の部分は植樹から3年が経過し順調に生育を続けており、人の背丈程の高さに育っている木もあります。広葉樹を中心に植林したエリアでは下草が大きく育ち、植樹した樹木を隠すほどになっている箇所もあり、野草も生えていました。

 今回の調査では、この地域に生息する鹿によると思われる食害、カミキリムシなどの昆虫による食害が大きく拡大していることが明らかになりました。まだ、直接的な被害はありませんがイノシシが自生している山芋などを掘り起こして食べたり、地主さんの畑を荒らした痕跡を確認したため、東京都農林水産振興財団に鹿や昆虫の食害に対する対策について相談しているところです。

 今後も継続してコムウェアの森の調査を実施していくと共に、将来的には、コムウェアの社員やその家族がコムウェアの森を憩いの場として訪れ、生物多様性について感心をもつと同時に楽しく学習できる場として活用できるようしたいと思っています。