■ IT優秀賞（マネジメント領域）

グループ共通IT導入による国内事業会社115社のバックオフィス業務の刷新

今回受賞のグループ共通IT導入は、NTTグループ115社、利用ユーザー25万人を対象に関連する4つの大規模なバックオフィスシステムを2023年4月に同時リリース、DXのための情報基盤構築を実現したプロジェクトです。このプロジェクトによりNTTグループは4つの変革を達成しています。

・データドリブンへの変革
コードを標準化、データ流通・蓄積の仕組みを統一し、データ活用基盤を整備することで、経営に役立つ分析の容易化／高度化を可能としました。
・業務標準化
ユーザー要望に応じて積み上げてきた従来のシステムを刷新し、複数のシステムで使うデータの「シングルインプット」や国際標準のパッケージ仕様を意識して業務を見直し、標準化しました。
・シェアード化
業務標準化、システム共通化を行うことにより、各社業務の集約が可能となりました。
・マインド変革
経営幹部から現場の社員までを巻き込みChange Management活動を実施、DX推進に取り組むマインド形成を実現しました。

　プロジェクト推進において利用者の習熟度や依頼事項の回答状況が分かるダッシュボード提供や情報交換会実施など、利用者を巻き込むマネジメント手法が評価されIT優秀賞（マネジメント領域）を受賞しました。

　NTTコムウェアは、今後もさまざまな領域でソフトウェア技術力を活かし、デジタル技術を活用した社会的課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。


*1：IT賞は、日本の産業界ならびに行政機関などの業務における事業創造、効果的ビジネスモデルの構築・促進、生産性向上等、“ITを高度に 活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業、団体、機関および個人に対して、公益社団法人企業情報化協会が授与するものです。