NTT

USB認証キーを利用した、SSL-VPNサービス「Mobilis(モビリス)」を販売開始
- 安全・簡単・リモートアクセスを実現 -

ニュースリリース 2003.11.25

NTTコムウェア株式会社(以下 NTTコムウェア、本社:東京都港区、代表取締役社長:松尾 勇二)は12月1日から、USBタイプの認証キー「Secure Stick(以下、セキュアスティック)を利用して、外出先から安全性を確保しながら社内のWebアプリケーションを利用できる、SSL-VPN(*1)サービス「Mobilis(モビリス)」を販売開始します。

【「Mobilis」の概要】

 「モビリス」は、インターネットに接続したパソコンのUSBポートに「セキュアスティック」を差し込むだけで、安全・簡単に外出先から社内のWebアプリケーションへアクセスできるサービスです。パソコンのUSBポートに「セキュアスティック」を差し込むと、「モビリス認証センター」にセキュアスティック内の認証情報を自動送信します。セキュアスティックの認証が完了すると、パソコンにパスワード入力画面が表示され、利用者はパスワードを入力するだけで自社のWebアプリケーションにアクセスできます。パソコンの設定やソフトウェアのインストールといった作業が必要ありません。

セキュアスティックによる認証の流れ


【「Mobilis」の特徴】

 「セキュアスティック」は、個々に付与された認証情報、利用者が入力するパスワードと、認証を二重化しており、セキュアスティックと本人の整合性なしには利用できません。認証情報は、「セキュアスティック」内の専用領域に格納され、通常のパソコンでは参照が不可能です。また、使用したパソコンにWebの利用痕跡を一切残さない「アクセスログ・クリーンアップ機能」があり、他人のパソコンを利用してもアクセスしたURLの流出の心配はありません。さらに「セキュアスティック」には、データを暗号化して保存でき、万が一、紛失しても保存データを拾得者が読むことはできません。また、オプションの「バックアップSync(シンク)機能」の利用で、セキュアスティックを紛失しても、新たなセキュアスティックが紛失時の状態で再発行できます。

セキュアスティックの製品仕様


【「Mobilis」の販売形態】

 販売形態については、「認証サービスタイプ」、「ライセンス販売タイプ」の2種類があります。

●「認証サービスタイプ」
 NTTコムウェアが24時間運用する「Mobilis認証センター」を利用し、「セキュアステスティック」の認証サービス、SSL-VPN環境を提供するタイプの販売形態です。3つのサービスグレードより、利用者の状況に合わせた運用サービスを選べます。


 サービス利用料金は契約ID・契約年数・サービスグレードにより決定します。例えば、サービスグレード1の利用で、100IDを3年間契約いただいた場合、月額換算で1IDあたり1000円以下の利用料で使用いただけます。

モビリス認証サービスプラン

●「ライセンス販売タイプ」
 認証サーバを企業などの利用者施設内に設置する、売り切りタイプの販売形態です。
 利用料はライセンス料と保守料で構成され、ご利用ID数により決定します。

ライセンス販売プラン


【市場展開】

 「モビリス」は、受注管理・勤怠管理・日報報告など、さまざまな利用が考えられます。社内ネットワークを利用する企業はもちろん、システムを共有したい全国展開のチェーンストア(コンビニ・食品・ドラッグストア等)、また、本社と他支社とのビジネスコミュニケーションが多い企業、1台のパソコンを複数で共用する学校、教育機関等へ向け、各業界に特化したさまざまな付加サービスを開発予定です。
 また、業務Webアプリケーション全体をホスティング(*2)するサービスと連携した営業展開も積極的に行ないます。


【用語解説】
*1 SSL-VPN
トランスポート層でWebサーバとWebブラウザ間の通信を暗号化し、通信セキュリティを確保するプロトコル=(SSL)を用いた仮想私設網(VPN)のこと。おもに、社外からのリモートアクセスに用いられる。Webブラウザを利用するため、クライアントPCに専用クライアントソフトのインストールを必要とせず、端末に依存せずに利用できるというメリットがある。
*2 ホスティング
サーバのディスク・スペースをレンタルすること。インターネット接続事業者(プロバイダ)やシステム・インテグレーターが設置したWebサーバのディスク・スペースの一部を、ユーザーのWebサイトとしてレンタルできるサービスを示す場合もある。

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