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NTTコムウェア、AIを活用した入金消込支援SaaS「PayMa」を販売開始
〜 AIにより、使えば使うほど入金消込業務を効率化 〜

ニュースリリース 2019.11.14

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:栗島 聡、以下 NTTコムウェア)は、入金消込業務を支援するSaaS型サービス「PayMa(Smart Payment Matching)」(以下 PayMa)の販売を2019年11月より開始します。「PayMa」は、企業の経理業務において、まだ目視確認・手作業が多く、煩雑となっている入金消込業務について、AIを活用して自動化することで、業務効率化を実現します。

1.背景

 近年、経理業務においては、これまで手作業で行われていた確認・突合作業にRPAツールを導入する等、業務の効率化が進んでいます。しかしながら、入金消込業務に関しては、「入金データの振込人名義から、請求先が特定できない」、「複数の請求をまとめて入金された場合、どの請求に対する入金か特定できない」等の理由によりパターン化を前提とする従来のRPAツールでは自動化が難しく、経理担当者による目視確認・手作業での管理が常態化しています。また、市場のニーズが「所有から利用へ」と変化していることを受け、国内市場においてもサブスクリプション・ビジネスが急速に拡大していますが、継続利用をベースとするビジネスモデルへの転換にあたって、定期的な支払いに対する確認が必要となる等、企業における入金消込業務の負担は増大する傾向にあります。
 NTTコムウェアは、NTTグループ各社の料金請求プロセスをシステム面でサポートしてきた業務ノウハウと、AI技術を組み合わせ、機械学習を用いた入金データと請求データのマッチングにより入金消込業務をサポートするソリューション「PayMa」を提供し、企業の経理部門における業務のデジタルトランスフォーメーション(DX化)を推進してまいります。

2.概要

 「PayMa」は、経理業務のうち入金消込業務に特化したサービスとして、以下の3つの機能をご提供いたします。

(1) 入金データの「振込人名義」と、「請求先企業名」を名寄せし、自動で紐付け
(2) 企業名・入金金額・入金日付などにもとづき、入金消込対象の請求データ候補を抽出
(入金:請求が1:1、1:N、N:1※1))いずれのパターンにも対応)
(3) AIによる機械学習によって請求データと入金データのマッチング結果を学習し、マッチング精度を向上
※1) 複数請求に対してまとめて入金するパターン(1:N)や1つの請求に対して分割して入金する パターン(N:1)など

 また、振込手数料や消費税による金額差異について、許容金額を事前登録することによって差異を考慮したマッチング等のカスタマイズ機能も提供します。
 本サービスは業界業種を問わずご利用いただけます。また、SaaS型サービスとして提供するため、システム構築等を行うことなく、スピーディーにご利用を開始していただくことが可能です。

「PayMa」の利用イメージ

「PayMa」の利用イメージ
※2) 弊社「Smart Billing®」の請求データ、お客さま独自の請求システム・ツール等で管理されている請求データと連携可能

3.導入効果

 ルールベースによるマッチングに加えてAIによる機械学習によってマッチング結果を学習し、学習結果を次回以降のマッチングに反映することで、使えば使うほどマッチング精度が上がる仕組みとなっており、入金消込業務に要する時間の短縮や、業務の属人化解消に大きな効果を発揮します。
 先行してトライアル利用※3)されたお客さまでは、約80%の入金データに対して自動での入金消込が可能※4)※5)となり、その結果、入金消込業務に要する時間の約90%を削減※4)※5)する高い効果を上げています。

※3) 過去1年分のデータ(約2万件/年の入金データ・約22万件/年の請求データ)に対して、実際に経理担当者が行った入金消込結果を学習
※4) 当社調べ
※5) 対象とするデータの内容によって、結果が異なる場合があります

トライアル利用による効果

トライアル利用による効果

4.今後の展開

 「PayMa」は2019年11月より申込受付を開始し、2020年1月以降に順次お客さまへ提供を開始いたします。今後は、お客さまからのフィードバックをもとにしたサービス改善に取り組むとともに、API連携により、弊社の「Smart Billing®」や、お客さまにて利用されている経理システム等と連携して入金消込業務を自動化する等、経理業務のさらなる効率化をめざした機能拡充を継続してまいります。

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