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記者発表会開催
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2016年5月25日、NTTコムウェア本社(品川)にて記者発表会を開催しました。 当日は当社の事業方針をはじめ、企業ICTにおけるモバイル課題を解決するシャナイン ®及び文部科学省様向けのシステム構築の落札案件、そして2020・地方創生への取組みに関する説明とともに、同室に開設した展示ブースにてサービスの展示、デモを実施しました。

記者発表会

事業概要及び今後の取組み

代表取締役社長 海野 忍

世の中には数多くのSIerがいますが、そのなかでNTTコムウェアが目指すビジョンは「何でもできるSIer」ではなく、「これしかやらないSIer」です。ただし、「これ」と決めた分野に関しては世界一を目指します。つまり、やるべきことを絞り、専門に特化したインテグレーターです。

NTTコムウェアは、この「インテグレーター」に加えて、「マイグレーター」「オペレーター」という三つをコアコンピタンスとしてビジネスの拡大を狙っていきます。

引っ越し、移行を意味するマイグレーションは、交換機が時代と伴に次々と変わっても変わらぬ電話サービスを提供してきたNTTコムウェアの得意分野といえます。現在は、メインフレームからの移行、オンプレミスからクラウドへの移行、オープンソースへの移行などマイグレーションのニーズが高まっています。

運用を意味するオペレーションについて見てみると、世界的に見てもNTTコムウェアのように開発と運用の両方を手がけるキャリア系SIerは珍しいようです。しかし、我々はものづくりをしながらオペレーションもやっており、両方を知っているからこそ、優れた品質、効率的な運用、ひいてはコスト削減が可能になります。市場でもこのような高効率な運用を望む声が高まってきています。

インテグレーション、マイグレーション、オペレーション、これを三大柱とした事業、それがNTTコムウェアのこれからの戦略です。

シャナイン®戦略について

取締役 ビジネスクリエーション部長 高間 徹

スマートフォンなどのモバイル端末の普及にともない、コンシューマ向けの分野ではいろいろなモバイルアプリケーションが使われています。ビジネスでもモバイル端末の利用が広がり、「コンシューマ向けのアプリケーションは、機能やUI(ユーザーインターフェース)が優れていて、ビジネスでも使いたい」というニーズがあるものの、セキュリティーや信頼性、企業のICTシステムとの連携などの問題から踏み切れないといった話を伺っています。

NTTコムウェアのシャナイン ®は、それら優れた機能とUIを取り入れつつ、企業ニーズに必要となるセキュリティーや信頼性、他の基幹システムなどとの連携機能を特長とするもの
です。


ビジネスにおいて重要なセキュリティー面に優れているのが、シャナイン ®シリーズの強みの一つです。大企業が求めるセキュリティーレベルを実現しており、例えば、利用者限定、通信暗号化、端末認証、データ削除といった機能があります。

また大企業での利用を想定しているため、組織にあわせたユーザーの階層管理、企業毎の利用ログ保持といった、管理面の機能も充実しています。

現在は、企業向けメッセンジャー「シャナイン ®TALK」、企業向けSNS「シャナイン®BOARD」、企業内コンテンツ配信「SmartManual®」の3サービスを揃えていますが、今後はラインナップの拡充、AI機能を始めとするインテリジェンス機能の強化、映像や音声の活用を図っていきます。

展示ブース [ シャナイン® ]

文部科学省基幹ネットワークシステム

エンタープライズビジネス事業本部 第三ビジネス部
統括課長 沢田 和則

文部科学省様では、ワークライフバランスをテーマに、業務の効率化(紙文化からの脱却)、多様な働き方、セキュリティーの強化など、新しい働き方の推進に取り組んでいます。それを支える仕組みとして基幹ネットワークシステムの刷新を検討されていました。具体的にはサーバー仮想化、端末のシンクライアント化などが挙げられます。

これらのニーズにお応えするために当社のマイグレーション技術・ノウハウを元に提案を行い、基幹ネットワークシステムの受注に至りました。

2016年4月からシステム構築に入っており、2017年1月より新たなシステムが稼働します。NTTコムウェアの力を結集し、文部科学省様の基幹ネットワークシステムのサービス開始を確実なものとし、働き方の多様化に寄与します。

今後は、他省庁へも技術・ノウハウを展開していきたいと考えています。

関連商品:[ IT基盤最適化ソリューション ]

2020、地方創生への取組

経営企画部 営業企画室
2020・地方創生ビジネス推進担当部長 宇都宮 祐子

NTTグループはゴールドパートナーとして2020年の東京オリンピック、パラリンピックにスポンサードします。それには三つの狙いがあります。一つは利便性と安全性を考慮した通信サービスの提供。二つ目はその先にあるスマートスポーツ、スマートコミュニティへの取組み。三つ目が、B2B2Xビジネスの実現です。オリンピックの競技場やその周辺では、いろいろな通信サービス、ICTサービスが活用されます。関連して急増する訪日外国人向けサービス、観光サービスの拡充、ユニバーサル社会に向けた取り組み、行政サービスの拡大に向けた展開が期待されます。

それに向けてNTTコムウェアが検討している製品は、さまざまな環境で利用することを想定して、スマートフォンにアプリをインストールしなくても利用できる「アプリレス」を重視しています。その例が「ささっとパンフ(仮称)」「スマホ画面同期配信システム(仮称)」「ユニバーサルデザインマップ」「カスタムダッシュボード」です。

オリンピックはその年だけで終わるものではありません。NTTコムウェアが見ているのは、2020年を超えた後に、ICTを活用して豊かな社会を実現していくビジョンです。

展示ブース [ ささっとパンフ(仮称) ]
展示ブース [ スマホ画面同期配信システム(仮称) ]
展示ブース [ ユニバーサルデザインマップ ]
展示ブース [ カスタムダッシュボード ]

展示ブース

展示ブースでは、記者発表で紹介されたシャナイン®シリーズをはじめ、2020に向けた製品のささっとパンフ(仮称)、スマホ画面同期配信システム(仮称)、ユニバーサルデザインマップ、カスタムダッシュボードをデモでご紹介しました。記者の皆さまが自由に操作したり、担当者に質問いただく中で各製品の特長をより詳しくご紹介しました。

シャナイン®

「シャナイン®」は、企業向けのセキュリティーを備えた、簡単操作のモバイル向けITサービス群の総称です。現在は、シャナイン®TALK、シャナイン®BOARD、SmartManual®を商用化しており、 展示ブースではこの三つと現在開発を進めているスケジューラーAIやビデオミーティングなどもご紹介しました。

シャナイン®についての詳細はこちら

[ シャナイン®TALK ]

シャナイン®TALKは、オフィスと外出先をつなぐビジネス用のメッセンジャーです。1対1やグループで使うことができ、通知や既読、スタンプで簡潔・リアルタイムにやり取りできます。利用シーンとしては、外回りの営業社員の報・連・相、災害時・トラブル時の緊急連絡手段などがあります。

[ 事例紹介 ] コクヨ株式会社様

[ シャナイン®BOARD ]

シャナイン®BOARDは企業向けSNSで、全員への一斉周知や、グループでのディスカッション、ファイル作成の共同作業などが可能です。利用シーンとしては、組織横断プロジェクトでの共同作業や、拠点が点在する組織での周知、情報連絡などがあります。

[ SmartManual® ]

SmartManual®は、マニュアル、カタログ、研修資料、営業資料などの社内コンテンツを電子化し、スマートデバイス(タブレット型端末等)やPCで参照できるサービスです。コンテンツは毎日自動で最新化され、オフラインでもオンラインでも利用可能です。利用シーンとしては、厳密な閲覧期間の管理ができることから、金融機関でのカタログや、インフラ産業でのマニュアル類の閲覧などがあります。

[ その他、開発中のシャナイン®シリーズ ]

スケジューラーAIは、シャナイン®TALKを入り口として、スケジューラーアプリケーションと連携し、スケジュール調整をするAI(人工知能)です。いつ、誰と会議をしたいと、シャナイン®TALKにメッセージを送ると、AIがスケジューラーアプリケーションから各自のスケジュール情報を取得し、調整・予約まで行います。シャナイン®TALKが各種業務システムのハブになることを目標としており、営業管理システムや在庫管理システム等の操作を代行するAIや、レポート作成を支援するAIなども検討中です。
コミュニケーションを充実させるラインナップ追加として、ビデオミーティングやトランシーバーがあります。ビデオミーティングは、予約なしで簡単にテレビ会議を開始できるもので、資料共有も可能なため、現場での作業者と本社間での打ち合わせなどに適しています。
トランシーバー機能は、店頭や駅・空港、運転中のドライバーなど、手がふさがっている人に対し、指示・連絡を行うトランシーバー機能をスマートフォンで実現するものです。

[ 開発者インタビュー ] シャナイン®シリーズの新たな取り組み「スケジューラーAI」

ささっとパンフ(仮称)

ささっとパンフ(仮称)は、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT BP)と共同で検討している無線ネットワークのWi-Fiとデジタルサイネージ、スマートフォンを組み合わせたサービスです。街角には観光情報を入れたサイネージが設置されています。ささっとパンフ(仮称)は、デジタルサイネージに表示した地図やパンフレットを、スマートフォンで受信して、配信された情報はWi-Fiに接続していない状態でも活用できるようにするものです。
スマートフォンの言語設定に対応したパンフレットを受信できるので、訪日外国人は自分の理解できる言葉で表示させることができます。災害時には各国の言葉で避難経路などの情報を配信するなどの活用も可能です。

スマホ画面同期配信システム(仮称)

スマホ画面同期配信システム(仮称)は、スマートフォンの画面を同期させて配信できるシステムです。ブースに展示されたものは、日本の伝統芸能の能の公演でのトライアルに使われたもの。
能は海外の人にも注目されていますが、演目の背景などを知るとより親しんで見ることができます。観客に渡すタブレットは、公演前に能のストーリーなどを自由に閲覧できますが、演目が始まると表示内容はイベント主催者によってコントロールされます。そして舞台のシーンにあわせた字幕・解説等が表示されるようになります。
多言語コンテンツ配信にも対応しており、端末の言語設定を変えれば、他の言語での表示も可能です。
他の利用シーンとしては、観光バスのガイドが挙げられます。バスの中ではルートに沿ってガイドが解説しますが、外国人旅行客が多い場合でも多言語での説明は困難です。しかしスマホ画面同期配信システム(仮称)を用いれば、外国人旅行客は自分のスマートフォンでガイドの内容を端末で設定した言語で閲覧できるようになります。

[ 事例紹介 ] 矢来能楽堂様

ユニバーサルデザインマップ

魅力あるまちづくりに役立つユニバーサルデザインマップは、外国人や障がい者の方々が必要とする情報を地図上に表示、投稿するサービスです。例えば障がい者の方は、外出時にトイレを利用する際、あるいは坂道を上る際などに苦労を抱えています。ユニバーサルデザインマップでは、写真と一緒に情報を閲覧できるので、「車いすが入るスペースがあるか」など、テキストだけではわかりにくい情報も入手できます。
ユニバーサルデザインマップは、一つの地図データに、さまざまなレイヤーで情報を載せる仕組みになっています。そのためバリアフリー情報だけでなく、防災情報、社会インフラ管理など、さまざまなレイヤーで情報を登録しておき、閲覧する利用者が必要な情報だけを表示することが可能です。外部データとの連携にも対応することが可能な方式としており、カスタマイズによりSNS、IoT、自治体が提供するオープンデータからデータを取り込めます。
このようにさまざまなレイヤーの情報を登録することで、新たなまちづくりを支援するプラットフォームとしての展開を予定しています。

[ 活用実績 ] ジャパンウォーク・ガイド

カスタムダッシュボード

自治体向けのサービスであるカスタムダッシュボードは、既存システムや外部のサービスと連携できるダッシュボードです。特に防災は自治体にとって重要なテーマになっていますが、カスタムダッシュボードは、監視カメラや水位センサーなどの情報を一元的に管理できる機能を持っています。
また容易なカスタマイズが可能で、必要な情報を柔軟に表示できます。そして、パソコン、スマートフォン、タブレットなどさまざまな環境でも防災情報をスピーディに確認できます。
他のシステムからの連携機能も特長の一つです。道路や橋などのインフラの整備では、機械学習(Deep Learning)と組み合わせて、画像解析によりひび割れや劣化を効率的に検出するといった応用も可能です。

* * *

NTTコムウェアではインテグレーション、マイグレーション、オペレーションを三大柱に、新しい分野のサービスやソリューションの開発を積極的に進めていきます。
これによって、ビジネスの効率化、魅力あるまちづくり、暮らしの安心、安全への更なる貢献を目指し取り組んでいきます。
これからもNTTコムウェアの事業、サービス、ソリューションにご期待ください。

  • 商品およびサービスの内容は、予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 「シャナイン(Shanaing)」、「シャナイン」ロゴ、「SmartManual(スマートマニュアル)」、「SmartManual」ロゴは、NTTコムウェア株式会社の登録商標です。
  • その他、記載されている社名、商品名などは、各社の商標または登録商標である場合があります。
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