

2023年9月5日(火)~8日(金)、ドイツ・ミュンヘンで「IOWN Global Forum 6th Member Meeting」が開催されました。オフライン/オンライン、合わせて参加者400名(17ヵ国89社)が集結する中、ネットワーククラウド事業本部 IOWN推進部 担当課長 都筑佳紀がIOWNユースケースである「XR卓球」および 「CPS(Cyber Physical System)モデル」について発表しました。

—IOWN Global Forum@ミュンヘン—
はじめに、Interop Tokyo 2023(2023年6月14日(水)~16日(金)幕張メッセ)に出展し好評を博した「XR卓球」について紹介しました。このデモは、会場の海浜幕張と対向先の我孫子が光ファイバーの線長で約100キロ離れているにもかかわらず、APN(All Photonics Network)を用いることで、遅延を感じることなく対戦が可能になるものです。デモ環境のAPN装置はマルチベンダで構成されています。両拠点の背景映像・動作情報などは遠隔地に配置されたサーバで処理し、合成映像として互いのVRゴーグルに送信されます。このサーバ処理時間をプレイヤーがリアルな卓球と同じレベルに感じてもらえるようにするため、VRゴーグルインタフェースの光変換処理の見直しや、GPUレンダリング・卓球シミュレーションの最適化など、半年以上かけて試行錯誤を重ねたと説明しました。実際に卓球ラケットを持ちながらの都筑の発表に会場は大盛り上がりでした。

—XR卓球の詳細—
次に、APN及びデジタルツイン技術を活用した「CPSモデル」についても紹介しました。この技術を活用することで、遠隔かつリアルタイムでのデータセンタ保守を行うことができます。都筑は、Smart Factoryでの活用やPoCの検討等、「CPSモデル」のさらなる発展に向けて取り組んでいきたいと意欲を示しました。

—ロボットを活用した遠隔データセンタ保守—
NTTコムウェアは、引き続きIOWN構想の具現化に向けIOWN Global Forumの活動に貢献してまいります。
2023/11/10
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