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新潟大学フェローシップ事業 キックオフシンポジウム どのような未来を創るか。産学官を超える、
新潟大学フェローシップ事業 キックオフシンポジウム どのような未来を創るか。産学官を超える、

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NTTコムウェアが産学連携推進に関する協定を結び、データサイエンティスト教育※で協力している新潟大学で、「新潟大学フェローシップ事業」がスタートした。本事業は、文部科学省が進める「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」として始まったもので、その目的は、産学官を問わず渇望されるイノベーションを起こすことができ、またグローバルに活躍ができる博士人材を育成することである。本事業のキックオフシンポジウムで、NTTコムウェアのビジネスインキュベーション本部 データサイエンス推進室 室長 河本倫志はAIにおける「行動変容モデルの成長」を題材に講演。学生に向けて、自らが創造したい未来の世界観を描き、その世界で人々が享受できる価値を明確にすること、また一度描いた世界観・価値を是とせず磨き上げるために“問い”を発すること、これらの重要性を説き、学生とフェローシップ事業への期待を述べた。

企業の取り組み、価値観が変わる――「お金儲け」から「社会貢献」へ

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河本 倫志
NTTコムウェア株式会社
ビジネスインキュベーション本部
データサイエンス推進室 室長

「学生の皆さんがどのような未来を創るのか。
どんな世界を創りたいのか、
その世界観はどのようなものなのか。
自らの世界観と価値を大切にして欲しい」

これは、講演の冒頭で学生や関係者に向けられたメッセージである。
そして河本は、NTTコムウェアが手がけるデータサイエンスの中で、行動変容モデルの成長を解説し、近年、企業の取り組みと価値観が大きく変わっていることに言及した。
「一般に知られる行動変容モデルは、統計解析や機械学習に基づくレコメンドの仕組みから始まっている。その後、ユーザーのことをより理解するため、ユーザー自身の残した履歴や属性の把握、ユーザー生活シーン(今、どこで、誰と、何をしようとしているのか)を理解し、さらにユーザーの今の状況(どのような状況、季節や天気、交通の混雑や遅延、ライフステージなどに置かれているか)を加味したサジェストができるようになることが必要である。シーンと状況を活用した行動変容については、先進企業が取り組み始めた段階である」と言う。

河本は、「現在、行動変容モデルは、ユーザーにとって「より良い未来」「なりたい私」のためのサジェストへと成長しています。ここから見て取れるのは行動変容モデルだけを取り上げても、企業の目的が単にお金儲けをしたいということから、ユーザーのより良い未来に役立つこと、社会貢献をしたいということに大きく変わってきたことです」と述べ、学生にとって研究の先の1つの選択肢となる、NTTコムウェアをはじめとした企業の新たな世界観を示した。

社会課題の解決へ――学生の皆さんと共に歩むために、「質問をしよう!」

  • Covid-19は(IT活用の)時計の針を進めたのだろうか?
  • ニューノーマルな生活スタイル(デジタルシフト)と呼ばれるものがあるが、
    果たして、“Withコロナの生活スタイル”が“ニューノーマル”なのか?
  • 日本の超高齢化社会の(未来に実現したい)生活スタイルはどうなるのか?

河本は、講演の中で上記のような問い(質問)を投げかけたが、これらの問いによって、実現したい未来の世界観や、その世界で自らが享受したい価値とはどのようなものなのかが浮き彫りになることを示した。

また、現在に目を移せば、新型コロナウイルス流行の長期化の中で、生活、産業でのICTの重要性が日々増している。グローバルでは地球環境の危機が進み、国際社会では国境、金融、業界などのリアルとバーチャルのボーダーレス化が進んでいる。

「学生の皆さんには、なぜこういうことが起こっているのか、今後どうすればいいのか、という観点から、問い(質問)を発して欲しい」と企業・学生を問わない社会貢献への道のりを河本は訴えた。

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パネルディスカッションのコーナーでは、 新潟大学樋口特任教授をモデレーターに盛んな議論が行われた。

行動変容によって変えられる世界

河本は「学生の皆さんには、これから取り組む研究、そしてその後に続く仕事を通じて、社会課題を解決し、どのような世界を生み出すのか、そこにどんな価値を自ら提供するのかということを考えて欲しい」とデータサイエンスの学問の活用目的を改めて強調した。

ここで例として、河本が率いるチームにおいても、めざすべき方向を定め、同じ考え方で活動していることを紹介した。

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一人ひとりにフィットした情報やサービス提供ができる仕組みを作ること、より良い未来のために必要な行動を起こしていける仕組みづくりが重要であることを念頭に行動変容モデルの研究を進めている。

そして、行動変容モデルで考える価値とは「人口減少、高齢化により生活に届く価値が大きく減少する社会で、行動変容により生活に届く価値を飛躍的に拡大させる事」だと述べた。

河本のチームでは、ある1つの世界観を分かち合って仕事に取り組んでいる。

「人々が日々の生活で幸せを感じる、
美しい社会を創造する企業、
そして、世界から尊敬される企業となりたい、
これが私たちが抱く世界観と価値です」

「学生の方々には研究を志し、仕事をしていくなかで、
ぜひ、同じように世界観、価値をしっかりと
抱いていって欲しいと願っています。
そうすれば、社会のなか、企業のなかで活躍すべき場が必ずあり、
そしてそれは今後、増え続けていくことでしょう」

講演の最後に河本は、学生に向けた熱い思いをメッセージに込めた。そして、これらの行動変容モデルを仕事として進める視点は“学術的成果からイノベーションを起こすことができ、またグローバルに活躍ができる人材となる”という、「新潟大学フェローシップ事業」が設立された意義ともつながっていると、学生と事業の両方に大きな期待感を表した。

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※ 新潟大学とNTTコムウェアは2017年から、新潟大学研究推進機構附置ビッグデータアクティベーション研究センターで「データ駆動型社会に向けた人材育成強化」をテーマにかかげ、データサイエンティストの基礎教育を目的に『データサイエンス総論』を開講、人材育成に貢献している。

データサイエンス教育に関するBDA研究センター長の山﨑教授との記事はこちら
https://www.nttcom.co.jp/comware_plus/business/202003_1.html

2021/07/16

  • ※ 所属部署、役職等については、取材当時のものです。

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