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賢いはたらき方のススメ
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< 組織の中の役割を知り個人のスキルを発揮する >

プロ野球選手として19年もの間、現役を続けた宮本慎也さん。オリンピック日本代表のキャプテンとしてチームをけん引した経験もあるが「主役になれる選手ではなかった」とご自身を分析する。
長年にわたり一線で活躍してきた背景には、徹底した「プロ意識」がある。自己管理や問題解決はビジネスの世界でも大切な要素だ。

その世界で生きるために「できることをすべてやる」

― 19年間も現役で活躍された選手は、他になかなかいないと思います。

まずは丈夫な体に生んでくれた両親に感謝しないといけませんね。私はお酒を飲まないのですが、それも幸いだったかもしれません。他の選手のように体が大きければ、多少お酒を飲んでも体への影響は少ないでしょうが、私みたいにプロ野球選手としては小柄な人間が同じようにしていたら、もっと早く選手生命が終わっていたでしょうね。

― 着実にキャリアを積まれてきた印象があります。

よく「一流の脇役」と書いていただくのですが、最初からそれを目指していたわけではありません。できることなら4番バッターで、監督のサインも気にせず、好きに打てる主役級の選手になりたかった。でも、プロの世界に集まるのは、それまでエースとして活躍してきた選手ばかりです。体が小さく、ずば抜けた能力もない自分が主役を目指していたら、いつまでたっても試合に出られません。だから選手としてチームに貢献するには、脇役として力をつけていくしかなかったのです。

―プロではなく社会人野球を続けていたら、別の形で活躍できたかもしれないと考えたことはありませんか?

プロかアマチュアかというのは重要ではない気がします。自分のようなプレースタイルの選手が野球を仕事にしていくには、脇役に徹するしかないと思うのです。オフィスで働く皆さんも同じだと思いますが、自分には得手不得手があって、それを自覚しながら、どうやって良い仕事をしようか、と考えるのではないでしょうか?
私の場合、これが自分の「プロとしての道」だと示してくれたのは、野村克也元監督の言葉でした。「選手にはそれぞれの役割がある。目立たない脇役でも、適材適所で仕事ができれば貴重な存在になる」--この言葉があったからこそ、19年間もプロ野球選手として現役を続けられたのだと思っています。

― ビジネスでもまったく同じだと思います。地道な仕事があってこそ、チームとしての結果が出せるものですね。では宮本さんが脇役に徹するというのはどういうことでしょう?

宮本慎也さん

プロになってから、野球を楽しんだことがありません。守備でファインプレーをしたら確かに嬉しい。ですが、それはその時だけのこと。仕事として野球を続けるには楽しむなどという余裕がなかったのです。試合中にミスをしないように、守備だったら「こういう打球が来たらどうすればいいか」ということを何通りもイメージし、打席に入る時は「こういう球を投げられたらどう対応するか」ということを考え続けて、常に準備を怠らないように心がけていました。周りを黙らせるような成績を出しているわけでもないので、着実なプレーができるように心がけ、チームメイト、監督、コーチ、そしてファンから「宮本だったら安心だろう」と思ってもらえる選手になることがプロとして生き残る方法でした。一番必要だったのは信頼してもらうことだったんです。

― 野球は一人でやるスポーツと違って、どんなに自分が良いプレーをしても、相手の状況やチーム全体の調子によって結果につながらないことがありますよね。

だからこそ、準備に力を入れるのです。野村元監督の教えなのですが、たまたま良い結果を出しても、根拠となるプロセスがなければ実力にはならない。こうしたらどうか、ああしたらどうかと工夫をしながら自分なりの努力と準備をして出した結果だけが、本当の実力になるのです。「どのような状況でも着実なプレーができる選手」というのがチーム内の自分の立ち位置だと思い、そこを目指していました。

― 実力をつけるための準備とは、具体的にどのようなことをされたのですか?

とにかく、できることをきちんとやること。調子が悪い時は気分転換をしたほうがいいと言われることもありますが、自分には向いていませんでした。何をしていても、自分の不調が頭から離れないのです。だったら、練習をしたほうがいい。打てないのならバッティング練習をするしかないし、スタミナが足りないのなら体力をつけることが最優先。そうやって普段から十分な準備をしていれば、調子が悪い時に「今の自分にはこれが足りない」と何となく原因が分かるものです。

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