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仕事が楽しいと主体的になれる
―ポジティブな部分に目を向けること

日常の活動を記録したビッグデータから、どのような活動が業績や生産性と相関するかを分析した調査結果があるんです。ウェアラブルセンサーによる人間行動の研究結果が矢野和男氏の著作『データの見えざる手』にまとめられています。一見すると無駄に思える雑談などのコミュニケーションが生産性や業績を高めるということなんです。日本は効率を重視し、無駄を省こうという方向へ進んでしまって、必要な無駄までなくしてしまいました。高度経済成長期の頃は、従業員が社員寮や社宅に住んでコミュニティーが出来上がっていた。社宅で運動会をやったりして、わざわざ話し合いの場を作らなくてもお互いの背景を共有できる環境があったんです。だから「あの部長は会社であんなに偉そうにしているけれど、家では奥さんの尻に敷かれている」ということを皆が知っていたわけです(笑)。

― だんだんと社宅がなくなり従業員同士のつながりも希薄になって…。

お互いプライベートな話はしなくなり、飲み会に行けばカラオケしかしなくなり…という流れの中でお互いの背景を共有する機会も少なくなってしまいました。そうすると、社員は「自分たちの仕事に比べて部長は楽でいいよな」と思ってしまうし、部長からしたら部下のことが「皆やる気もなくてどんよりしているな」と見えてしまう。実は部長だって部下と同じように、悩んだり困ったりしているし、部下はやる気を出して頑張れる土壌がないだけかもしれません。お互いの内面をオープンにして自分の「ありたい姿」を共有していくと、協力し合おうという気持ちが生まれてくるものなのです。

次ページ ― そうした認識を持って実際に良い方向に組織が変わっていった時の様子をうかがえますか?

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