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― 大胆な手法ですが、しかし軋轢が起きるのも予想できるとすれば、思い切った方策が必要ですね。

そうなんです。会津に行った時も氏郷は同様の手法を採って、黒川という地名を若松に変えてしまいました。ちなみに福島という地名も、当時、杉妻(すぎのめ)と呼ばれていたものを氏郷が変えたものです。加えて、若松も、松坂も、そして福島も、皆「福」や「松」という言葉の入った、めでたく、響きの良い名前にして、愛着を持たせる工夫もしています。
さらに氏郷に感心するのは、会津に行く時に、日野の名産品である、日野椀という木工の塗り物を持ち込んで、それを「会津塗」として売り出したことです。古いものにこだわらず、新しい創造をするために、二つのものを同じ器に入れて、発展的解消をさせたのです。

危機に際して集合するプロ集団が活性剤に

― 異なる性質のものを一緒にして、新しい風を吹かせるというのは、最初にお話をしていただいた吉田松陰の手法とも共通しますね。

高杉晋作と久坂玄端を結びつけた松陰も、まさにコラボレーションの立役者と言えます。

― もう一つ、事に際して、チームを集めるというコラボレーションの方法もありますね。

タスクフォースですね。ある特別な目的を持った時に、それに見合う能力者を集めて編成し、その目的が達成された後には、解体してしまう。編成と解体を自在に行える、非常にソフトな組織です。パーマネントな組織では難しい動きを取ることができます。
組織論になりますが、私は今の時代、パーマネントな組織は古いという気がしています。そうした組織というのは、既存のルール、規範によって運営され、安定や固定を求めていると思いますが、結局、戦国時代でも幕末でも、時代を変えていく力になるのは、こうしたプロ集団です。

― 何か、問題があったり危機に直面したりした時に、とにかく目的を達成する集団ということでしょうか。

そうです。歴史上で挙げれば、源義経、楠木正成、それに真田幸村など特殊技能集団です。だから彼らは、思いも寄らない戦法を採るのです。彼らにとっては良し悪しはおいて、目的を達成することが第一です。例えば楠木正成は、相手をおびき寄せておいて、上から石を落としたり、油を巻いたり、その上、松明(たいまつ)を落として焼き払うといった戦法を採りました。そんな戦法は、一般の「正当な」兵士にとってはひきょうなやり方だとされるのですが、正成にとっては、勝つという目的を達成することが重要なのです。私も、そうじゃなくてはダメだと思いますが、大切なのはそこに大義名分があるかどうかです。

次ページ ― 天才指揮官と言われる正成においては、打倒鎌倉幕府、後醍醐天皇による新しい政府の樹立ですね。

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