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― 出しゃばりすぎましたか?

いえいえ、違うのです(笑)。家老たちは、「殿様、おかしいじゃないですか。われわれは若者が一番優秀だと思います。彼を不採用にして、お茶が飲みたいとか、まだ出世したいなどいう武士を雇うべきではないでしょう」と進言すると、清正いわく「あの老人は、恐らく名のある、ひとかどの者だろう。彼に一室を与えて、仕事でも身の上でも、城の者の相談に乗ってもらったら、きっと良い答えが返ってくると思うぞ」と。
続けて「今の中間管理職は、この城において必ずしも機能しているとは言い難いと感じていた。加藤家という、名門にあぐらをかいているところがあって、皆、チャレンジ精神のない管理職ばかりになっている。まだ出世したいという彼を入れれば、刺激になるはずだ」と反対する連中を説得するのです。

― では、どうして若者は採用されなかったのでしょう?

「彼は確かに優秀だ。他の藩で採用されるから、わが藩で雇わなくてもよい。そもそもわが藩の若者は全部優秀だ。だがその優秀さが生かされていない。それは沈滞している中間管理職の責任なのだ。だから、客観的に相談に乗るカウンセラーを置くことが一つ、それから出世したいという情熱を持った者を入れて、管理職層を活性化していくのが一つ。それによって、今、能力を生かし切れない、落ち込んだ状況にいる若者のモラールをアップすることもできる。それならあの若者を採用する必要はない」。清正はこう言ったのです。

― 重役たちにとっては、少々、耳の痛い話ですが(笑)、それは、世代によって持ちうるスキルを生かして、より良いものにしていくという、パーマネントな組織や社会においても有効なコラボレーションのあり方ですね。

コラボレーションの在り方自体、場面に応じて変化していく。そして、そういうフレキシブルなスタイルを受け入れる土壌、仕組み作りもまた重要なポイントです。
コラボレーションというのは、薩長同盟しかり、楠木正成のタスクフォースしかり、言ってみれば、必要に応じて、それぞれの持つ能力を融合させて、新しい価値を生み出すということ。いつの時代にも必要な発想なのです。

~ 今回の童門さんへの取材を通じて ~

3回にわたって童門冬二さんに豊富な知識を披露していただき、歴史上の人物も、今の私たちと同じように悩み、試行錯誤をした結果、その地位を得たのだろうと知った。ということは、歴史から学ぶというのはつまり、同じことをなぞるのではなく、その前例を自分の状況に適用するにはどうするか自ら工夫すること。そしてそれこそが、どの先人にも共通していることなのだ。

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