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TOPソリューション・プロダクトコラムOneDriveとSharePointの違いとは?業務での使い分けをわかりやすく解説
2026.07.14

OneDriveとSharePointの違いとは?業務での使い分けをわかりやすく解説

OneDriveとSharePointの違いとは?業務での使い分けをわかりやすく解説

前回の記事では、Teamsは情報共有の入口であり、実際のファイルはSharePointやOneDriveで管理されていることを紹介しました。

今回は、「OneDriveとSharePointは何が違うのですか?」という疑問に答えながら、現場で迷わない使い分けのポイントを解説します。

どちらもファイルを保存でき、共同編集も可能です。そのため「どちらを使っても同じでは?」と感じる方も少なくありません。しかし、運用を続けている企業ほど、この違いを理解することの重要性を実感しています。

  • 個人で作成中の資料が、そのまま全社共有されてしまう
  • 正式版がOneDriveに保存され、担当者が異動すると見つからなくなる
  • 同じ資料が複数の場所に保存され、最新版が分からなくなる

こうした課題は、製品の機能不足ではなく、「どこに何を保存するか」という運用ルールが曖昧なことから生まれます。

01 OneDriveとSharePointは「役割」が違う

OneDriveとSharePointは、どちらもクラウドストレージですが、目的は異なります。シンプルに言えば、

 OneDriveは「個人の作業場所」

 SharePointは「組織の共有場所」

です。重要なのは「どちらが優れているか」ではなく、「どの場面で使うか」です。

項目 OneDrive SharePoint
主な用途 個人ファイルの保管・編集 チーム・部門での情報共有
共有範囲 個人が必要に応じて共有 チームやプロジェクト単位で共有
ファイル管理 個人が管理 管理者・チームで管理
向いている使い方 自分用の作業ファイル・下書き 部門資料・マニュアル・プロジェクト管理
アクセス権限 本人+共有した相手 チームメンバー全員(設定による)

02 保存場所ではなく「情報の流れ」で考える

OneDriveとSharePointの使い分けを考えるとき、多くの企業は「どちらへ保存するか」という視点になりがちです。しかし実際の業務では、情報は一か所に留まり続けるものではありません。

例えば、企画書を作成する場合を考えてみましょう。最初は担当者がOneDriveで下書きを作成します。その後、チームメンバーと共同編集を行い、内容が固まったらSharePointへ保存して正式版として管理する、といった流れが自然です。

つまり重要なのは保存場所ではなく、「情報がどのように流れるか」を設計することです。情報管理がうまくいっている企業では、この流れが自然に定着しています。

OneDrive で下書きを作成し、チームで共同編集した後、SharePoint に正式版として保存・管理する情報ライフサイクルを示したイメージ図

03 「正式版」をどこに置くかを決める

情報共有が複雑になる大きな理由の一つが、「正式版」が決まっていないことです。OneDriveにもある、Teamsにもある、メール添付でも送っているという状態では、利用者はどれを参照すればよいか判断できません。

運用ルールとして、次のような役割分担を決めておくことをおすすめします。

情報の状態 保存場所の例
個人で作業中の資料(下書き) OneDrive
チームで共同編集する資料 Teams(チャンネル)
正式版として保管する資料 SharePoint
社外への正式なやりとり Outlook

これだけでも、情報の探しやすさや管理のしやすさは大きく変わります。利用者が迷わない運用こそが、安全で効率的な情報共有につながります。

04 退職・異動時に注意したいこと

OneDriveは個人に紐づいた領域のため、担当者の退職や異動の際に注意が必要です。

  • 正式版がOneDriveに保存されたままだと、退職後にアクセスできなくなる
  • 個人チャットで共有されたファイルは送信者のOneDriveに保存されており、退職後にリンクが切れることがある
  • OneDriveから共有したリンクが有効なまま残り続けるケースがある

チームで継続的に参照するファイルは、最初からSharePointに保管しておくことで、こうしたリスクを防ぐことができます。

OneDrive に保存した場合と SharePoint の共有ライブラリに保存した場合を比較し、担当者の異動や退職後も組織で継続して活用できる違いを示したイメージ図

05 実務チェックポイント

自社の運用について、次の項目を確認してみましょう。

  • □ 正式版を保存する場所が決まっている
  • □ OneDriveを共有フォルダ代わりに使っていない
  • □ SharePointの管理責任者が明確になっている
  • □ 同じ資料が複数の場所に保存されていない
  • □ 退職・異動の際にOneDrive内のファイルを引き継ぐ手順がある
  • □ 情報の保存ルールを利用者へ周知している

運用ルールは、一度決めて終わりではありません。組織変更や業務の変化に合わせて見直すことが大切です。

06 まとめ

OneDriveとSharePointは似た機能を持つサービスではありますが、役割は異なります。OneDriveは個人が作業する場所、SharePointは組織で共有・保管する場所として使い分けることで、情報管理は大きく改善します。

また、保存場所だけでなく、「作成」「共同編集」「正式版として保管」「アーカイブ」という情報の流れ全体を意識することも重要です。

次回は、「なぜ情報共有が複雑になるのか?Microsoft 365運用で起こりやすい課題」として、情報共有の仕組みそのものを見直すポイントについて解説します。

ドコモソリューションズのMicrosoft 365運用支援

ドコモソリューションズでは、Microsoft 365環境における情報共有基盤の設計や運用改善、権限管理の見直しをご支援しています。

  • OneDrive・SharePoint・Teamsの権限設定レビュー
  • 情報の保存場所・運用ルール整備支援
  • 退職・異動時のファイル引き継ぎフロー設計
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※Microsoft 365、Teams、SharePoint、OneDrive、Copilotは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国々における登録商標または商標です。