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TOPソリューション・プロダクトコラムセキュリティ診断は“実施して終わり”でいいのか?
2026.05.25

セキュリティ診断は“実施して終わり”でいいのか?

セキュリティ診断は“実施して終わり”でいいのか?

セキュリティ診断を定期的に実施する企業は、確実に増えています。

一方で、

  • 「毎年診断しているが、同じ指摘が出ている」 
  • 「レポートを受け取った後の対応が進まない」 
  • 「診断結果を十分に活用できていない」 

と感じている方も多いでしょう。

実は、診断を「実施すること」自体が目的になってしまっているケースも少なくありません。

健康診断と同じで、「問題が見つかった後、どう対処するか」まで含めて、はじめて診断の価値が生まれます。

近年のサイバー攻撃では、最新の脆弱性だけでなく、数年前から知られている既知の脆弱性が悪用されるケースが目立ちます。

つまり、「脆弱性を見つけること」だけではなく、「見つけた問題を改善し、継続的に確認していくこと」が本来の目的です。

本記事では、診断を実施して終わりにしないために、運用面で押さえておきたいポイントを整理します。

01 なぜ“実施して終わり”になってしまうのか

セキュリティ診断の本来の目的は、リスクを可視化して改善につなげることです。ところが実際には、

  • 「対応優先順位が決められない」 
  • 「業務影響が大きく修正できない」 
  • 「担当部門間で調整が進まない」 

といった理由から、改善が後回しになってしまうことがよくあります。

その結果として、「毎年診断しているのに、毎年同じ指摘が出る」という状態に陥りがちです。

診断が目的化してしまうと、

  • “実施した” 
  • “報告書を受け取った” 

で完結してしまい、改善という本来のゴールに届かないことがあります。

02 セキュリティ診断で本来確認すべきこと

診断レポートに書かれているのは「脆弱性の一覧」だけではありません。本来見るべきは、

  • どこにリスクがあるのか 
  • 何を優先して改善すべきか 
  • 現在の運用に問題はないか 

といった点です。そこから継続的にリスクを減らしていくことが、診断の本来のゴールです。

診断結果は「問題リストの受け取り」で終わらせず、

  • 設定 
  • 権限管理 
  • 公開範囲 
  • 運用フロー 

などを見直すための出発点として活用しましょう。

03 診断結果を活用できている企業の特徴

診断を改善につなげている企業には、いくつか共通した特徴があります。

セキュリティ診断結果をもとに、優先順位整理・改善実施・再確認・継続運用へつなげる改善サイクルを表現したイメージ図

リスク優先順位を整理している

「全部いっぺんに直す」ではなく、

  • 外部公開部分 
  • 認証関連 
  • 高リスク領域 

など、影響の大きいところから順番に対応しています。

“運用改善”まで踏み込んでいる

脆弱性の修正だけで終わらせず、

  • 権限整理 
  • 公開範囲見直し 
  • 運用ルール改善 

といった運用面の改善にまで踏み込んでいます。

継続的に見直している

システムやクラウド環境は、止まることなく変化し続けます。

だからこそ、診断を一度きりのイベントとしてではなく、継続的なセキュリティ運用の一部として位置づけています。

04 改善・再確認まで含めた運用の重要性

診断を効果につなげるカギは、「診断後に何をするか」です。

たとえば次のようなアクションが考えられます。

  • 優先順位整理 
  • 改善スケジュール化 
  • 権限棚卸し 
  • 外部公開範囲確認 

そしてもう一つ重要なのが、改善後の再確認です。

対策を打ったつもりでも、

  • 修正が正しく反映されていない 
  • 一部対応漏れがある 
  • 別設定へ影響が出る 

といったことが起こりえます。

改めて、「診断改善再確認」というサイクルを回していくことが、セキュリティ対策の基本です。

さらに近年は、

  • クラウド利用拡大 
  • 外部共有増加 
  • 生成AI活用 

などが重なり、守るべき範囲が広がり続けています。

そのため、「脆弱性の有無だけを確認する」のではなく、「今の運用全体をどう見直すか」という視点が、ますます欠かせなくなっています。

05 まとめ

セキュリティ診断は、やって終わりでは意味がありません。

大切なのは、

  • どこを優先的に改善するか 
  • 改善できたことを確認できているか 
  • 継続的な運用につなげられているか 

という3点です。

既知の脆弱性を狙った攻撃が後を絶たない今、「診断は済んでいます」という状態だけでは、十分な対策とは言えません。

そのため、「診断→改善→再確認」を継続的に回していく運用こそが、これからのセキュリティ対策の核心です。

ドコモソリューションズの脆弱性診断サービス

ドコモソリューションズでは、診断の実施から改善支援まで一貫して対応しています。具体的には、

  • 改善優先順位整理 
  • 運用面の課題整理 
  • 対策後の再診断 
  • 継続的なセキュリティ対策支援 

といったご相談に対応しています。

対策実施後の再診断にも対応しており、「診断して終わりにしない運用」をトータルでサポートします。

診断しているのに改善が進まない」「何から手をつければいいかわからない」といったお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。