鉄道やバス、タクシーなどの交通事業をはじめ、不動産、レジャー・サービス、流通などの事業を運営する京急電鉄様。沿線住民の足として、また羽田空港につながる空の玄関として、お客さまサービス向上に向けて日々取り組まれています。その一環として導入したのが、NTTコムウェアの社内情報集配信サービス「SmartManual(スマートマニュアル)」でした。
導入効果 1
- ペーパーレス化で
業務効率化と経費削減を実現 - SmartManual®を導入し、紙管理していた規約や規則などを電子化。印刷や各駅への配布・差し替えなどの必要が無くなり、大幅な業務効率化と経費削減を実現。
導入効果 2
- スピーディーかつ正確なご案内で
お客さまサービスを向上 - お客さまからの多種・多様なお問い合わせに、SmartManual®のキーワード検索機能や目次リンク機能などを活用し、スピーディーに最新の情報をご案内。
タブレット導入で「紙の文化」からの脱却を目指す
日原 侑和氏
京浜急行電鉄株式会社
鉄道本部営業部
営業企画課
主任
京急電鉄様では、駅係員が見る規約や規則、地域の観光情報などに、数多くの紙の印刷物が使われていました。
鉄道本部営業部の日原侑和様は、「私たちの業務では紙を使うことが多く、作業が煩雑になることもありました。また、最近では駅の利用者に訪日外国人が増え、外国語による対応が迫られるようになりました。それには紙よりも多言語に対応しやすいデジタル情報の方が適しています。また、業務効率化のためにも「紙からの脱却」を進める必要性を感じていました。一方で、鉄道会社は「安全、安心の輸送」の実現をなによりも大切にしています。そのため新しい仕組みの導入には慎重に取り組む必要がありました」と語ります。
京急電鉄様では、業務効率化やお客さまへのサービス向上のため、2016年2月に全駅にタブレットを配布し、無線ネットワークを構築。5月、NTTコムウェアの社内情報集配信サービスSmartManual®を約150台に導入しました。これは社内の文書を、タブレットやパソコンに配信するSaaS型クラウドサービスです。
これまで規約や規則の改定があるたびに、印刷して全駅に配布していました。しかし紙であるかぎり、多くの手作業が必要となります。まず本社から各線の主要駅に印刷物を配布し、さらに主要駅で仕分けして各駅に配布。各駅では規則類の変更部分を探して、文書を差し替えます。
ところがSmartManual®導入によって、その作業は劇的に変わりました。
「これまで本社から、主要駅、各駅に届けられるまで、半日から一日かかっていました。SmartManual®では更新の処理をしたら瞬時に全端末で文書が切り替わるので、それらの作業がすべてなくなります。また文書ごとに更新時間を指定できるので、規約が変わるタイミングでの自動切り替えも可能です。これによって、人件費削減はもちろんのこと、印刷にかかるコストだけでも、年間100万円以上削減できると見込んでいます」(日原様)
実際に利用している駅係員は、「規約や規則は、鉄道を安全に運用するために欠かせないもの。空き時間に勉強、確認をしています。SmartManual®は、キーワード検索機能や目次リンク機能が便利です。規約は情報量が多いのですが、知りたい最新の条項がすぐに見つけられます」と、使い勝手を評価しています。
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