COMWARE PLUS プラス・サムシングを大切なお客さまへ

メールマガジンのご登録
ポスト
        
        

ITによる「働き方改革」が街の姿をも変える

安倍首相は第3の矢である「構造改革の柱となる改革」とし、長時間労働の是正により「ワークライフバランス」の改善を掲げました。

これまでの日本人は、ワーカホリックという言葉が象徴するように、個人の生活よりも仕事を優先にすることが多いといわれていました。ワークライフバランスとは「仕事と生活の調和」を意味する言葉で、仕事においても生活においても充実した暮らしを送るビジョンを示しています。これは個人の暮らしを充実させることにとどまらず、少子高齢化対策、福祉対策としても大きな期待が寄せられています。

それを実現するための一つの鍵が「スマートコミュニティー」にあります。ワークライフバランスの解決には、「在宅勤務」「リモートワーク」などの積極的な活用が期待されています。さまざまなITサービスの充実により、在宅勤務やリモートワークが一般的になれば、通勤せずに自宅で働くケースも増えてくるでしょう。

IoTがまさに「働き方」の改革をもたらすわけですが、街の姿そのものも変化するといわれています。現在の都市圏の中心には「ビジネス街」がありますが、通勤スタイルの変化が、街そのものの存在意義を問うことになります。

図:現在の街の構造とスマートコミュニティーの構造

もちろん、ワークライフバランスの改善によって生活そのものが変化すれば、自宅での時間の過ごし方も変わります。単なる居住空間としてではなく、仕事場にもなるためです。さらには、先に述べたとおり、自宅は医療や介護などを行う空間にもなるでしょう。

スマートグリッド、自動運転、医療のクラウド化、ウェアラブルデバイス、在宅勤務やリモートワークなどを実現するための技術は、それぞれ別のものに捉えられていたかもしれません。しかし、バラバラに見えた技術が相互に影響し、新しい街を生み出していく。それがスマートコミュニティーのビジョンといえます。

医療や福祉、交通、働き方など、私たちが日々直面する問題は、個人から国に関するものまで多岐に渡ります。こうした問題は、個別の技術革新ではどうにもならず、コミュニティー全体で取り組まなければ解決できない問題でもあります。

4_zu_01.gif

逆に言えば、コミュニティーが一丸となって課題へ取り組むことで、効率的に解決できる可能性は高まります。IT技術を結集したスマートコミュニティーは、複雑に絡み合った社会の問題解決を図る糸口として期待されているのです。

そしてスマートコミュニティーが到来したとき、どのようなビジネスが必要とされるか。新しい街の構造、社会、生活スタイルからヒントを見つけられるのではないでしょうか。

この記事のPDFをダウンロードする

ポスト

事例紹介

スマートフォン用リンク

エバンジェリストが語るICTの未来

スマートフォン用リンク

ページトップへ

トップへ