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報道発表

2007.10.03

NTTコムウェアの「RFIDミドルウェア EPCIS」がEPCglobalによる認定を取得し世界標準仕様に対応

 NTTコムウェア株式会社(本社、東京都港区、代表取締役社長:今井 郁次、以下 NTTコムウェア)の「RFIDミドルウェア EPCIS(*1)」は、9月26日(米国時間)にEPCglobal(*2)(本部:米国)が実施したソフトウェア認証試験に合格し、EPCglobalが策定した世界標準仕様の一つである「EPCIS Version 1.0 Specification」に準拠しているというSoftware Certification(認定)を取得しました。


背景
 現在、RFIDに関しては国際的な標準化団体であるEPCglobalが中心となり、バーコードとの共存や、さらに高度化した手段として、RFIDをいかに活用できるかの検討がなされています。将来は、EPC(Electronic Product Code)と呼ばれるユニークなIDが付与されたRFIDタグを使い、すべてのモノの状態をネットワーク経由で把握するといった、「情報の登録・検索を行うためのサービス」を目指しています。しかし、各プレイヤーが独自のインターフェースを採用していると、互いに情報の受け渡しを行う際に、相互接続ができないなどの課題があり、EPCglobalでは、オープンなネットワークシステムの構築と標準化を目的として、EPCIS Version 1.0 Specificationの仕様について策定を進めてきました。

認定までの経緯
 RFIDを読み取った情報は、「業務プロセスの見える化」などを目的とし、ネットワーク上で国境、業種などの垣根を越え、共有・活用されるものであり、RFIDシステムと様々なシステムとの連携は必須であるとNTTコムウェアは考えています。
 NTTコムウェアは、2004年2月に、EPCglobalの前身であるオートIDセンターの策定した仕様に準拠する「RFIDミドルウェア」をリリースし、その後、仕様の改訂にも対応してきました。また、2006年10月には、「RFIDミドルウェア Savant」においてALE(*3)仕様に準拠したソフトウェアであることをEPCglobalから認定「GSRN(Global Service Relation Number)950110126000000650」され、グローバルなシステム連携や構築を実現するスケーラビリティを実装してきました。
 そして今回、「RFIDミドルウェア EPCIS」の認定取得に至りました。これにより、「RFIDミドルウェア」は、上位のアプリケーションや他社製EPCISとの互換性を確保し、業種・業界をまたがったシステムとのスムーズな連携・構築を容易にする製品となっています。 

これまでの実績と今後の展開
 NTTコムウェアの「RFIDミドルウェア」は百貨店、卸を横断した商品在庫管理システムのほか、学童の安心安全への取り組み、国際間にまたがる商品の物流管理、重要資産の持ち出し管理など各種ビジネスシーンにおいて採用されています。本製品を用いることによって、多拠点間での情報流通を実現し、他システムとの連携や大量データの円滑な制御、高セキュリティの確保など、完成度の高いネットワーク型RFIDシステムを実現します。
 今後は、NTTの基幹業務システムやネットワークシステムを長年にわたり構築してきた実績、経験と技術力をもとに、NGN領域における「RFIDミドルウェア」の活用を目指していきます。

用語解説
*1:EPCIS(Electronic Product Code Information Services)
EPCISとは、タグに紐付けられたあらゆるモノの状態・履歴を管理するサービスのこと。これにより、ネットワーク経由でモノの通過履歴を登録したり、検索したりといったことが可能。
*2:EPCglobal
EPCの推進団体。バーコードの国際機関であるGS1(旧 国際EAN協会)と米国の流通コード機関であるGS1US(旧 Uniform Code Council: UCC)が共同で2003年10月に設立した非営利団体。
*3:ALE(Application Level Events)
ALEとは、RFIDリーダが読み取ったタグ情報の集約・フィルタリングを行なうミドルウェア部に関する仕様であり、時刻範囲指定、EPCパターン指定など、アプリケーションによって異なるフィルタリング論理・契機を APIにより柔軟に指定することが可能となります。ALEにより、RFIDリーダで読取った大量のイベントにおいて、無駄な情報を省き、効率的なタグ情報の収集が可能となり、タグ情報を格納・管理するサーバー側の負荷を軽減することが可能。

認定マーク


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あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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