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報道発表

ネットワーク構築や運用業務を柔軟に支援するソフトウェア
「SmartSDN Controller」 を販売開始

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:海野 忍、以下 NTTコムウェア)は、SDN*1/OpenFlow*2技術を用いて、ネットワーク構築時の機器設定・変更、ネットワークの通信制御、運用業務を柔軟に支援するソフトウェア「SmartSDN Controller(スマートエスディーエヌ コントローラー)」の販売を、2013年11月29日(金)より開始します。

1.背景
 クラウドコンピューティングやサーバー仮想化の普及により、企業のIT環境は複雑化しており、ネットワーク運用管理者の負担は急激に拡大しています。また、ネットワーク・トラフィックもますます増大し、ネットワーク環境をシンプルで効率的に運用管理することは、企業活動において不可欠となってきています。こうした中、ソフトウェアの操作だけでネットワーク構築や運用管理を実現可能にする「SDN」が注目されています。
 NTTコムウェアでは、「SDN」の実現を担うONF*3の標準化動向を調査し、技術の検証、実証実験を進めるとともに、大規模かつ高信頼のNTTネットワークの開発、構築、運用で培ってきた技術力をいかしてSDNコントローラーの開発に取り組んできました。

2.「SmartSDN Controller」の特徴
(1)柔軟なネットワーク経路制御
  • スイッチやルーターを集中管理することでネットワーク全体が把握でき、既存のルーチングプロトコルに依存した経路、迂回制御ではなく、故障やネットワークのトラフィック状況に応じた柔軟な経路変更が可能です。
  • サービス利用者のQoE*4に着目し、通信が流れているネットワークの品質(遅延、ゆらぎ、ロスなど)をQoEの指標として5段階の評価から判断し、より良い経路に迂回することでサービス品質の安定維持を図ります。(特許出願中)
(2)ネットワークの信頼性確保に必要な保守運用機能の提供
  • 予期せぬソフトウェア、ハードウェア、ネットワークの故障発生時にもサービスの継続を可能とするため、「SmartSDN Controller」の冗長化を実現しています。
  • 拠点間を流れる通信パケットを擬似的に作成し、仮想ネットワーク上の経路に流すことで、経路上の故障の早期発見や、疎通確認・通信経路確認試験が可能です。(特許出願中)
3.利用環境(2013年11月28日現在)
 本システムは、サーバーにコントローラーをインストールし、コントローラーから、標準仕様(OpenFlow)に準拠したスイッチを制御します。
◆コントロールサーバー
 OS: Red Hat Enterprise Linux 6.4
◆サポートスイッチ
 OpenFlow1.2以上
 ※対応機種は随時追加していきますので、最新情報はお問い合わせください。

4.今後の展開
 これまで当社が培ってきた技術を、ネットワークの仮想化が進むデータセンターや、ユーザー企業内LANへ適用することで、シンプルかつ効率的なネットワークの運用管理実現に向け取り組んでいき、将来的には通信事業者のコアネットワークへの適用を目指します。

5.価格
 個別にお問合せください。
 NTTコムウェア ネットワーク事業本部
 向山/山川
 TEL:043-211-3721


【注釈】
*1SDN:Software Defined Networkingの略で、個々のネットワーク機器に設定するのではなく、ネットワーク全体をソフトウェアで集中制御し構築する考え方
*2OpenFlow:SDNを実現する最有力候補の国際規格。従来はスイッチにあった制御を分離し、コントローラーと呼ばれるネットワーク全体を管理するソフトウェアから個々のスイッチを一括して制御する規格
*3ONF:Open Networking Foundationの略で、SDNの基盤技術の普及と商用化を推進し、OpenFlowの標準化を進めている非営利団体
*4QoE:Quality of Experienceの略で、IP電話や動画配信などのサービスに対して、ユーザーが感じるサービス毎の体感品質
※記載されている商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

このページに掲載されている情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、
あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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