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2020年東京オリンピックに向けたチャレンジ

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吉澤和弘氏
1979年、岩手大学工学部卒業後、日本電信電話公社(現NTT)入社。1994年、エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社(現株式会社NTTドコモ)入社。資材部担当部長、経営企画部担当部長、執行役員 第二法人営業部長などを経て2016年、代表取締役社長に就任。趣味はジョギング、サッカー。

「2020年東京オリンピックに向け、新たな挑戦をしていきます」

海野:少し話題が変わりますが、今年2月19日から26日にかけて北海道札幌市で冬季アジア大会が行われました。弊社も大会に協力させていただきましたが、御社はどのような形で関わられたのでしょうか。
吉澤:スポーツの大会なので、2020年の東京オリンピックにつながることをやらなければいけないとかなり力を入れました。例えばカーリングの場合、どのようにストーンが動くのか、投げている選手からはどう見えるのかを、360度のカメラを使ってバーチャルリアリティー(VR)でお見せするデモを行いました。そのほかにも、会場内でのネットワークの充実や大勢の来場者に対応できるだけの通信容量の拡充、万一のトラブルに備えて移動無線車を手配するなど、2020年に向けた準備ができたと認識しています。
海野:2020年に向けて、新しいサービスの開発や見せ方の工夫など、何かプランはお持ちですか。
吉澤:やるべきことはいろいろあります。例えば「DAZN for docomo」でのJリーグ中継ではカメラ台数が以前よりもずいぶん増えています。しかし、360度カメラや審判目線のカメラ、あるいは一人の選手だけを追いかけるカメラなどがあれば、より臨場感のある中継ができるはずです。多種多様な新型カメラの増強はやろうとすれば今すぐにでもできることです。しかしそれ以上に、これまでにないまったく新しい視聴方法も提案したいと思っています。
NTTには「イマーシブテレプレゼンス技術Kirari!」というテクノロジーがあります。これはNTTが開発した次世代映像圧縮規格(HEVC)などと、新たに開発に着手した高臨場感メディア同期技術「Advanced MMT」を組み合わせて、選手の映像・音声のみならず、選手の置かれた空間や環境の情報を伝送し、伝送先においてプロジェクションマッピング技術で、音とともに3Dで再現する技術です。こうした技術を応用して、実際のリアルな映像を、ホログラムを用いてテーブルの上で見られるようにできないか。2020年に向けて、そのような新しい視聴体験の創出にも挑戦していきたいと思っています。

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「NTTグループの一員として、連携をさらに深めていきます」

海野:それは楽しみです。弊社はこれまで、ビッグデータやネットワークのオペレーションの分野などで、御社をご支援させていただいています。実は弊社は今年で創立20周年の区切りの年なのですが、それも踏まえて、何かご意見やご要望などがおありでしたらお聞かせください。
吉澤:すでに御社とはネットワークやクラウド、情報システムなどでの開発でご一緒させていただいています。今後はさらに連携を強化して、人の交流も進めさせていただければと期待しています。当社も今年は創業25年の節目ですので、サービスの開発はもちろん、組織構造なども含めて、さまざまな面で新たな挑戦を進めていきたいという展望を持っています。
海野:本日はありがとうございました。

[対談日:2017年3月15日]

CORPORATE PROFILE

名称
株式会社NTTドコモ
所在地
東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー
営業開始日
1992年7月1日
従業員数
7616人(ドコモグループ2万6129名)
事業内容
通信事業、スマートライフ事業

2017/5/16

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