COMWARE PLUS プラス・サムシングを大切なお客さまへ

メールマガジンのご登録
センサーデバイスを活用したお家のIoT
センサーデバイスを活用したお家のIoT
ポスト
        
        

この記事のPDFをダウンロードする

家電などの電化製品、メガネや時計、さらには服などの身に付けるものなど、さまざまなものがインターネットに接続されるIoT(モノのインターネット)。センサの小型化、低価格化が進み、一般の住宅向けにも、さまざまなIoTの利用が動き出しています。

お家のIoT

140_img01.jpg

松本 郷史
NTTコムウェア株式会社
ビジネスインキュベーション部
SVI部門 ビジネス企画担当
担当課長

近頃、センサーデバイスが安価になったこと、モバイル・クラウドの進化、DevOps(デブオプス)の環境が整ってきたこともあり、サービスやアプリケーションが一般ユーザーでも簡単に作れるようになってきました。

例えばクラウド環境では、各社がAPIを公開して人工知能(AI)や対話、画像処理などの機能を提供しており、自分で難しい処理をプログラミングしなくてもAPIを組合せることで簡易にアプリケーションを作ることができます。

ガジェット好きなお父さんには、土日のDIYとして、ICT機器を使って楽しむ動きも多数出てきているのではないかと想像しています。テレビでも、100円ショップの商品を使いながらDIYを紹介するような番組もよく放映されていますし、いずれはICT機器を使ったDIYの番組が出てきてもおかしくないように思います。ちなみに私もお家のパソコンで土日になるとオープンソースやガジェットのサイトを探索し、自分で試してみるのが趣味で、パソコンの前に朝から座っていることが多く、妻や子どもから邪魔にされています。

以上のような背景もあり、センサーなどのIoT機器とクラウドを活用したお家の中を便利にするためのアイデアもたくさん出てきています。

みなさんの中にも、もう購入されて使っていらっしゃる方もおられるかと思いますが、例えばスマートロック。通常の住宅では玄関の鍵の管理は、合鍵を持った家族それぞれが管理しています。しかし、子どもに合鍵を渡すと紛失や置忘れなどがあった際に、鍵を取り換えたりして余計に費用がかかったりすることもあります。そんな悩みを解決してくれるのがスマートロック。スマホがお家の鍵になります。閉め忘れ防止、鍵をシェアできる、開け閉めが楽、鍵をなくしても大丈夫など。さらに実家や空き家で民泊を経営することをお考えの方には、鍵の受け渡しが楽になるなど、メリットは多数。

さらに、ドアベル(ドアフォン)がネットに繋がるとスマホと通信して、来客者と外出先からスマホで話せたり、先ほどのスマートロックと連動して、民泊利用者と遠隔でチェックイン処理を実施したり。温湿度センサーがネットに繋がると各部屋の温湿度をスマホで把握し、室内空調と連動して帰宅時のお家を快適温度にするといった使い方が期待できます。

140_zu01.gif

民泊でのIoT活用イメージ。鍵の受け渡しのスムーズ化に加え、宿泊者の合鍵作成による侵入防止も。

そのほか、家の中でやらなければならないことってどんなことがあるだろうと考えたときに、あまり意識せずに日々の作業をルーティーンとしてやっているようなことでも不便を感じていることがあると思います。それをIoTの活用で解決できないかと考えています。

例えば、出かける際の身支度やペットへの餌やり、歯磨き・洗面、子どもの世話など。家事にいたっては「ティッシュペーパーがなくなった」、「洗剤が残り少ないので買わないと」といったこともよく起こります。「あっ、あれやってない!!」「忘れてた!!」ということが発生しやすい日々のルーティーンを効率化できれば、自分の時間ができて、読書や娯楽、外出などの幅が広がると思いませんか?

ホーム領域におけるIoTサービスの課題

確かに、いろいろできるようにはなってきましたし、単品でのサービスは提供されはじめています。しかし、これはあくまでも私の仮説ですが、利用ユーザーの立場に立つと、ある程度ICTの知識を有している方だけが使えるような、扱いの難しいものがまだまだ多いように思います。それを解決するためには、ICTの扱いにあまり慣れていないユーザーでも、ものを買ってきて電源を入れればすぐ使えるレベルの簡易さが必要だと考えています。

もう一つの課題は、ICTにあまり興味のない一般ユーザーが、こういったIoTサービスの情報を目にし、実際に使ってみようと思うところまでの魅力をどのようにして伝えるかです。

当社のビジネスインキュベーション部では、IoTを活用することで家中のちょっとした不便を解消することができるサービスを実現するため、以上のような課題を解決する新たなサービスの企画を進めております。

140_zu02.gif

難しい設定は不要。カンタン取り付けだけ。

NTTコムウェアの考えるホーム×IoTビジネス

当社が考えるホーム×IoTビジネスは、お家やそこに住む人からIoT機器を通じてデータを収集・分析することで有機的に繋がる安価でちょっとした日常の便利を、エンドユーザーとの接点をもつサービサーの方々と共にお届けするビジネスです。お家にIoTサービスをお届けするに当たっては、日常生活をサポートするサービスを提供されている事業者の方々やエンドユーザーが訪れる店舗などを運営されている事業者の方々との連携が必要と考えています。当社の強みは、NTTグループが提供するネットワークサービス(固定、モバイル、クラウドなど)を組み合わせ、ICTのノウハウを駆使して、サービサーの方々がサービスを作りやすい基盤を提供できることと、共同でのビジネス企画・開発ができることです。異業種の方々と当社のサービスが融合することでエンドユーザーに新たな価値提供が可能となると考えています。

140_zu03.gif
ポスト

事例紹介

スマートフォン用リンク

エバンジェリストが語るICTの未来

スマートフォン用リンク

ページトップへ

トップへ