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ディスプレーはパソコンを使っているあいだ、常に見続けている重要な機器だ。しかし画面が小さすぎて思うような表示ができなかったり、画質が今ひとつで眼が疲れやすく感じたりしていないだろうか。もしそうなら、ボトルネックになっているディスプレーの問題を解決すべきだ。

ハイスペックなディスプレーで作業効率アップ

 オフィスでの作業なら、大型で画質のいいディスプレーを導入すればたくさんのメリットがある。画面が大きく見やすければ気持ちよく作業できるし、解像度が向上すれば多くのウインドウを並べて表示でき、作業がはかどる。利用中のパソコンにディスプレーを追加してマルチディスプレー環境を整えれば、デスクトップ画面を広く使うことができ、1台のディスプレーに表計算ソフトやWebブラウザを表示して、それを見ながらもう1台のディスプレーで文書を作成するなど、さらに効率アップが期待できる。

 ディスプレー選びのポイントは、画面サイズと解像度、画質、映像入力端子の種類だ。画面サイズ(画面の対角線の長さ)は設置スペースに合わせて選びたい。置き場所がなければ21型クラス、余裕があれば24型~27型のものが大きさと見やすさのバランスがよい。解像度とは、画面に表示できる情報量をドット数で示したものだ。フルHD(1920×1080ドット)が一般的だが、24型~27型ではWQHD(2560×1440ドット)や4K(3840×2160ドット)のものがあり、フルHDよりきめ細かな表示ができる。

 画質では、発色やコントラストが良好なのはもちろん、画面の隅々まで均一な明るさで見やすいことや、斜めから見ても見え方が変わらない視野角の広さが大切だ。映像入力端子はビジネス用のデスクトップパソコンに多いDVI、ノートパソコンに多いHDMIとDisplayPortの3種類あれば接続に困ることはまずない。そのほか画面の高さの調整機能や、回転させて縦向きにして利用できる機能があると便利だ。たとえば回転させて画面を縦長にすると、縦に長いWebサイトが見やすくなる。

 EIZO「FlexScan EV2785」は、IPS方式の27型液晶パネルを搭載したディスプレーだ。解像度は4Kで、映像入力端子は2つのHDMI、DisplayPortのほかに、USB Type-Cを備えるのが特徴。映像出力が可能なUSB Type-C端子を備えたパソコンと接続すると、映像の表示、音声の再生、USB信号の伝送、ノートパソコンへの給電がUSBケーブル1本でできる。画面を縦向きにして使うこともできる。

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EIZOの27型4Kディスプレー「FlexScan EV2785」。

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高さや向きの調節ができ、縦向きでの利用も可能。縦に長いWebサイトを一覧するときに便利だ。

モバイルディスプレーでプレゼン力を上げる

 外出先でパソコンを使うことが多い人や、営業などでパソコンの画面を人に見せることが多い人なら、モバイルディスプレーの導入を検討してみよう。モバイルディスプレーは薄型軽量なのが特徴で、モバイルノートといっしょに持ち歩いて出張先のホテルやコワーキングスペースなどでマルチディスプレー環境を作ったり、あるいは対面にいる相手にディスプレーを向け、自分はパソコン側のディスプレーを見ながら説明するといった使い方ができる。

 レノボ・ジャパン「ThinkVision M14」は14型モバイルディスプレーだ。解像度はフルHDで、約570gと軽く持ち運びしやすい。映像入力端子はUSB Type-Cで、電力もここから入力する。映像出力可能なUSB Type-Cを備えたモバイルノートと組み合わせると、USBケーブル1本で接続するだけで映像信号と電力を入力できる。

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レノボ・ジャパンのモバイルディスプレー「ThinkVision M14」。

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モバイルディスプレーを相手側に向ける形で、プレゼンなどに役立つ。

 良質なディスプレーは作業効率アップや眼の疲労低減に役立つし、外出先ではモバイルディスプレーが効果的だ。パソコンを使っていてディスプレーに不満を感じているのなら、惜しまず投資しよう。快適な作業環境を整えることは、パフォーマンスアップの第一歩だ。

【 湯浅英夫/IT・家電ジャーナリスト 】

2019/8/23

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