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民間企業もICTを活用したユニークなアイデアで子育てを支援

国や自治体だけではなく、民間企業もユニークなアイデアをICTで実現し、子育て支援サービスを提供しています。

忙しい保護者をICTで支援してくれるサービスとして、ある民間企業では、知人や友人と子育てをシェアできるICTプラットフォームを提供しています。こうしたサービスでは、サービスの登録料と利用料は無料で、必要な費用の負担は手伝ってくれた人への支払いだけというものが多いようです。他にも、家事や育児を依頼したい人とベビーシッターとをマッチングするサービスも話題です。複数の民間企業から提供されています。

さらには、保育者の業務過多をICTで解決しようとするサービスも登場しています。
待機児童問題の原因の1つとされているのが、実は、保育者の業務負担が大き過ぎるという問題です。例えば、保育士の重要な仕事である、子ども1人ひとりの様子を把握しておき、気がついたことなどを手書きで記録する業務も、何人・何十人分も記入するとなれば、想像以上に時間と労力がかかってしまいます。

保育の仕事があまりにハードすぎると、保育の担い手が減ってしまい、保育所の数や受け入れ能力も減少してしまいます。保育者の業務負担を軽減し、保育者が子どもと接する時間の量や質をより高め、より質の高い保育を実現するためにもICTの活用が進められています。

保育者の負担を減らすサービスでは、例えば保育所と保護者をクラウドで結ぶサービスもあります。例えば、保育所と保護者の連絡帳サービス、保育所での写真販売サービスなどが、保育所と保護者を結ぶクラウドサービスの一例です。

これらのサービスに搭載されている、保育所からのお知らせ機能では、子ども保育所での様子を写真付きで確認できるものが多くあります。保育所の保育士の業務負荷軽減や効率化だけでなく、ICTによってより、子どもにも保護者にもより良い体験ができるような工夫がなされているのです。こうしたサービスでは、母親だけでなく父親などの他の家族も利用できるため、家族が一体となって子育てに参加しやすい雰囲気を作り出せるのもこのサービスの特長と言えるでしょう。

さらに、保育者の負担を軽減してくれるサービスとしては、保育園と保護者のコミュニケーションを深めてくれるアプリがあります。子どもの登園・欠席・遅刻といった情報をスマホで保育所側とやり取りできるので、保護者側では、忙しい朝にいちいち電話する必要がなくなります。一方、保育所側でも、例えば、お迎えの時間にくる人も分かるようになっているほか、連絡帳や写真、園からのお知らせや個別連絡のやり取り、年間イベントカレンダーの共有などもできます。このように、子育てを支援するICTサービスが広がりを見せています。

ICTを活用し、社会的課題ともいえる子育てと仕事の両立を支援

子育てを助けてくれる人やツールが身の回りに数多く存在していれば、もしかしたら、現在よりも多くの人たちが、より安心して子どもを産み、育てることができるかもしれません。
ICTには、そんな人と人との繋がりや、ツールを実現してくれる機能があります。例えば、乳幼児の泣き声やバイタルデータをAIで分析することで、乳幼児の感情や気持ちの理解を支援するシステムや、授乳やおむつ替えのタイミングを知らせてくれる仕組みなども実用化されると考えられています。将来的には、子育てロボットも登場するかもしれません。これからのICTには、こうした子育てをトータルに支援する機能や役割が期待されているのです。

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乳幼児の泣き声やバイタルデータなどをAIで分析することで、「赤ちゃんの気持ち」がわかるようになるかもしれない

子育ては多くの人にとって身近な問題です。少子高齢化で労働人口の減少が指摘される中、子育て世代の男性や女性が育児のために離職をしてしまうのは、本人にとっても社会にとっても大きな痛手です。育児と仕事との両立を後押しし、離職以外の選択肢を取れるようになるという意味で、働き方改革などの視点からも子育てにおけるICT活用は、その重要性が高まってします。

ICTを活用した子育て支援の取り組が、さらに進展していけば、今よりもずっと、日本が「子育てしやすい国」として認知されるようになるでしょう。

【 制作/コンテンツブレイン 】

2019/1/21

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