COMWARE PLUS プラス・サムシングを大切なお客さまへ

メールマガジンのご登録
ポスト
        
        

グループ内のデータを一元管理し可視化を推進

1980年4月、日産自動車入社。グローバル情報システム本部SCMシステム部部長、IS資源管理部部長などを歴任し、2014年3月、イオンアイビス株式会社代表取締役社長に就任。現在に至る。

「グループ企業のニーズをすばやく把握し、成長に貢献することが最大のミッションです」

海野:御社の今後の課題をお話いただけますか。
金子:すばやくニーズに応えることと、コスト削減を実現することが大切だと思います。イオングループの場合、総合スーパーには欠かせないものであっても、専門店では必要でないという機能があります。それぞれの会社が何を求めているかを聞いて、ICT戦略を考えていきたいと思っています。
また、グループが持っているさまざまな情報の一元化にも取り組む予定です。これはグループ内のシステムを統合するということではなく、個々の商品やお客さまに関する情報を全体的な視点で分析し、リアルタイム経営につなげていくのが目的です。
そして、最終的には当社自身のコストダウンも実現できるようにしたいと思います。各プロジェクトをしっかり管理することでサービス単位での収支管理が可能になり、ひいてはグループ全体の成長に貢献できると考えています。
海野:情報の可視化は共通のマスターデータベースにつながると思いますが、その構造はどのような方法で決めていかれるのですか。
金子:例えば、商品情報はGS1やJANコードという体系が決まっていますが、現在は事業会社ごとでバラバラに管理しています。これをイオングループとしての商品マスターに登録していただき、それぞれの会社のMD(マーチャンダイジング)システムにつなげていくことができれば、管理の次元がかなり上がっていくと思います。
海野:いろいろな業態やニーズがある中で一元的に管理するのは大変だと思います。どのように整合性を取られるのでしょうか。

「お客さまから信頼されるSIerとして常に最適な提案ができるよう努力します」

金子:例えば商品の在庫を1品単位で管理するのは非常に難しく、コストもかかります。そこで、業態によっては売れた分だけ発注するというような機能をサービス化し、いわゆるSOAの考えを取り入れることで、業態・規模ごとにサービスメニューを用意することが必要と思います。
海野:プロジェクトの標準化を図る上で、人材育成にはどの会社も苦労されているようですが、御社ではどのようにお考えでしょうか。
金子:「どんな仕事のやり方をするか」が大切だと思います。例えば開発の仕事では要件を聞いて、設計し、プログラムを開発します。それぞれのプロセスで「仕事の標準」を作り、まずは標準に沿って仕事を進め、その上でできないところを直していく。このようにしてレベルを上げていくことが、スキル向上につながると考えています。
海野:「作業内容」とともに「作業方法」の統一化が重要だということですね。
さて、弊社は御社にコールセンターのシステムなどをご利用いただいていますが、弊社へのご要望などあればお聞かせください。
金子:私たちの仕事に生かせる提案を積極的に行っていただきたいと思います。ICTの進歩は非常に早く、弊社のように専門部隊がいる企業であっても付いていけません。また付いていったとしても、それを仕事に生かす仕組みがわからないので、ともすると今までのやり方で進めてしまう。これはSIベンダーさん全体に言えるのですが、斬新さだけを追うのではなく、それぞれの業務に最適化した形での提案に期待しています。
海野:ご期待いただけるようにSIerの専門集団として、これからも志を高く持って精進いたします。今日はありがとうございました。

社屋写真

CORPORATE PROFILE

名称
イオンアイビス株式会社
本社所在地
千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
設立
2009年8月21日
資本金
4億9千万円
事業内容
イオングループ全体のバックオフィス業務を行うシェアードサービスセンターおよびITサービスの機能を担う。
ポスト

事例紹介

スマートフォン用リンク

エバンジェリストが語るICTの未来

スマートフォン用リンク

ページトップへ

トップへ