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ピアノトップメーカーのあくなき挑戦

第1号モデル「YP-30」が発売された1983(昭和58)年以降、3〜4年ごとにモデルチェンジを重ねてきた「クラビノーバ」。現在は、ピアノ本来の表現力を追求する「CLP」と、デジタル機能で多彩な楽しみ方ができる「CVP」の2つのシリーズを展開している。シリーズそれぞれに、ピアノのトップメーカーならではの強みが反映された「クラビノーバ」だが、現在に至るまでにターニングポイントとなった技術革新がいくつかある。まずは、1986(昭和61)年の「CLP-50」におけるサンプリング音源の採用だ。それまではFM音源だったものを、実際のヤマハのコンサートグランドピアノにマイクを立てて演奏音を録音して搭載したのだ。それによって、もちろん音程は同じだが、音色に表情が出せるようになり、「クラビノーバ」の最大の魅力である“音の表現力”の幅を広げることに成功した。この手法は改良を加えながら、現在も引き継がれている。

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「グレードハンマー鍵盤」という革新的な鍵盤アクションの仕組みによって、「電子ピアノであることを忘れるほどの演奏感」に大きく近づいた。

2つめは、1996(平成8)年の「CLP-911」における「グレードハンマー鍵盤」の採用だ。グランドピアノ同様、鍵盤アクションに従来のバネではなくハンマーを使うことで、その重みによって弾いた時の手ごたえや指を離した時の自然な鍵盤の戻りを再現できるようになった。低音域では重く、高音域では軽くなる本来のピアノが持つ鍵盤タッチも忠実に再現し、ピアニストに「電子ピアノであることを忘れるほどの演奏感」と言わしめる現在の「クラビノーバ」の弾き心地に大きな一歩を踏み出した。

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タッチパネルによって、「CVP」シリーズの多彩な機能にすばやくアクセスできるようになった。

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真っ白ともアイボリーとも少し違うニュアンスカラーがいまの時代にフィットし、爆発的に売れた新色「ホワイトアッシュ調仕上げ」。

一方、「CVP」シリーズは世の中の技術の変化に対応し、近年では2013(平成25)年にタッチパネルを搭載している。「CVP」シリーズの大きな魅力は、ジャズ、ロックをはじめ様々な伴奏スタイルを選べるスタイル(自動伴奏)機能やカラオケ機能、録音機能、さらにアプリとの連携など、多彩な機能。それらの豊富な機能を使いこなすために、写真やイラストをふんだんに使ったタッチパネルでより直感的に操作できるように工夫された。

「CLP」シリーズはグランドピアノの表現力により近づけるために、「CVP」シリーズはより多彩な楽しみ方ができるように、「クラビノーバ」は進化を続けてきた。もちろん、進化したのは技術面だけではない。時代の流れやトレンドに合わせて、カラーバリエーションやデザインも変えてきた。なかでも、3年前に初めて登場した「CLP」シリーズのホワイト系カラー「ホワイトアッシュ調仕上げ」は、ミラノサローネなどからインテリアのリアルなトレンドをキャッチし、反映させたもの。色をつくり上げるのにかなりの試行錯誤をくり返したが、発売と同時にこの「ホワイトアッシュ調仕上げ」は爆発的な売れ行きをみせ、以降、定番色となった。そして、この5月、「CLP」シリーズはさらなる進化を遂げ、最新モデル「CLP-600」シリーズが登場する。

次ページ 「ピアノのヤマハ」の感性にデジタルの技術を融合させる

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