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「こうあるべき」が足かせに。選択肢を多く持ち、身軽でいること

―もともとの理想はどんなDJ像だったのですか?

この職業に憧れるようになったきっかけがマリアさんという女性DJでした。ニューヨークのジャズ専門ラジオ局で、おしゃれでかっこいい番組を担当していた彼女のようになりたいと思っていたんですが、今思えば、憧れるあまり自分自身を「こうあるべき」というイメージに縛り付けていました。
ビジネスパーソンも「営業はこうあるべき」「PRはこういう仕事をするべき」と一つの型にこだわってしまうことがあるのではないでしょうか。実はそういう思い込みが、働きづらさ、生きづらさを生み出しているのかもしれません。もしかしたら、自分が望む働き方とその業種がそもそもマッチしていないということもあるでしょう。別のやり方があるのかもしれないし、自分を活かせる分野が他にあるかもしれない。当然と思っていた「こうあるべき」からはちょっと外れるけど、そういう自分でもいいかなと思える勇気と一歩を踏み出せるフットワークがあれば、自分を縛り付けていたものから自由になって身軽になれると思います。

―自分に余裕がないと、型にはまっていることに気づけない場合がありますよね。

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私の場合は『GROOVE LINE』(秀島さんが2000年4月〜2010年3月に出演していたラジオ番組)で「こうあるべき」が根底から崩されましたので(笑)、自身のスキルをゼロからスクラップ&ビルドできたことが本当によかったと思います。あの経験がなければ、ずっと小さな型にはまったままでキャリアを終えていたかもしれません。あの番組と出会ってから、聴いてくれた人に「なんか元気が出たな」とか「今日も悪くない1日だったな」と思ってもらうことが自分の目指すゴールになりました。
「小さな型にはまっている」ことに気付くには想像力が必要だと思いますが、私はいろいろな人との出会いを通して、そのことが理解できたと思います。幸いにも、大きく転身したり、方向性は同じだけどちょっと違う業界へ転職したという友人、知人がたくさんいるんです。彼らと話すことで選択肢は多いほうがいい、武器は一つじゃないんだと勇気をもらえるようになりました。

―秀島さんご自身も、ラジオDJの枠を越えてナレーターなど多方面で活躍されています。これまで仕事を続けてきて、変わらず大事にしてきたことは何かありますか。

もてなす気持ちを忘れないようにしています。相手に「話せてよかった」「よい時間だった」と思ってもらうにはどうしたらいいかを常に考えています。現在担当中の番組「SHONAN by the Sea」には、さまざまな分野の方をゲストにお迎えします。ミュージシャンはもちろん作家、写真家、料理家、市長、サーファー、画家、学生さん…皆さんそれぞれ得意分野も話題も違ってきます。相手に気持ちよく話してもらうためにどんな話題を振ろうか、どんな聞き方をすれば楽しい会話を作り出せるかといったことを意識して、事前に相手の好きなことや興味のありそうなものを下調べしていきます。また、情報を引き出すばかりではなく、ギブ&テイクになるように、面白いと思ってもらえる話題や小ネタを準備していくようにしています。喜んでもらえそうな話を仕込んでおくと「会話が途切れたらどうしよう…」と不安になることもありません。

「いい空気」をつくるコツ。心を開き、自分の設定した見返りは求めない

―職場の仲間と「いい空気」をつくるために、秀島さんならどうされますか?

まずは相手の好きそうなものをとっかかりにして会話のきっかけを作りますね。眼鏡がすてきと思ったら、眼鏡に関する小ネタを出してみたり、相手がいつもより厚着だったら「今日は冷えますものね」と声をかけてみたり。相手の立場に回って、急に振られても困らない話題を投げてみます。

―相手を起点にした話題は「あなたのことを気にしていますよ」というメッセージにもなりますね。

そうなんです。もし、とっかかりになるものが全くない場合は、ニコッと笑顔で接するだけでもいいんです。昨年ベルギーで1年間暮らしてみて実感したのですが、ニコッと微笑むことが「自分は敵ではなく友好的な人間ですよ。どうぞよろしく」というサインになるんです。礼儀正しく、ある程度は自分からサインを発することが大事ですね。同じ職場の中だとおろそかにしてしまいがちですが、相手から自分はどう見えているかを意識して、ちょっと口角を上げ、にこやかな表情をつくってみる。こちらから働きかければ、相手に伝わるものはあると思うのです。相手は自分の鏡ですからね。
一方で、相手が100パーセント返してくれるとは思わないほうが楽でいられます。良い意味で「期待値を下げる」ことも必要です。そうすれば期待通りに返ってこなかった時に無駄にへこむこともなくなるわけです。みな、気持ちの「設定温度」が違うのは当たり前。人によって適温が違うということがようやく実感としてわかるようになりました。

―「温度差があって当然」と割り切るには、それなりにメンタルの強さが必要だと思いますが、相手のペースに巻き込まれない強さは、数々の著名人にインタビューされたご経験から体得されたのでしょうか。

経験のおかげでもありますが、もし損得で考えたらムッとしたりへこんだりするよりも、さっさと割り切ったほうが得なんです。次の一歩を踏み出すのが楽になりますからね。ネガティブな感情はたいてい消化しきれないまま二日酔いのように残ってしまうでしょう?

―事あるごとに反省メモを書かれているそうですね。

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イラッとしたり悶々とすることがあると、現場の帰りに携帯電話のメモ機能で書き込んだりレシートの裏に書いたり、どこにでも書きます。すっきりしますよ(笑)。書くことによって、不要物として捨てるものと、改善点として取り込むものの仕分け作業をするという感じでしょうか。仕事をするうえで身につけてよかったと思う習慣です。今、自分が抱えているものの優先順位もクリアになるし、おすすめです。

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