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「セキュリティー」と「企業における導入しやすさ」を重視

― 開発にあたって重視したことは何ですか?

後藤:企業への導入を前提としているシャナイン®シリーズは、セキュリティーを重視しています。それは「業務支援AI」も変わりません。「スケジューラーAI」のフロントで動くシャナイン®TALKは、クローズドなクラウドサービスで、高いセキュリティーを担保しています。すでにシャナインRTALKを利用できるなら、「スケジューラーAI」に新たなセキュリティー対策を講じる必要なく利用できます。

岡崎:最近はコンシューマ向けの製品もしくはその機能性を、ビジネス用途に広げる流れがあります。いわゆるコンシューマライゼーションです。コンシューマ向け製品は、誰でも使えるクラウドサービスやアプリとして提供されていることが多く、オンプレミスの社内システムなどと連携させるのは容易ではありません。「スケジューラーAI」をはじめとする「業務支援AI」は、シャナイン®の企業向けセキュリティーや操作性の上に、これまでNTTコムウェアが蓄積してきた業務システム開発のスキルやノウハウを活かすことで、大企業でも導入しやすいコンシューマライゼーションを実現します。

後藤:社内システムと接続するとなると、プロトコルやフォーマットの変換といったプログラムの追加などが必要になるケースが多く、コストがかかります。それではAI導入そのものが難しくなりかねません。
「スケジューラーAI」は、専用サーバーを社内に設置して、社内スケジューラーのシステムと接続するだけです。既存のシステムと疎結合するので、仕様変更などの必要がなく、容易に導入できるというわけです。


さまざまな業務システムとも連携するAIに

― 今後、「業務支援AI」をどのように育てていきたいと考えていますか?

後藤:このAIは、いろいろなものと接続できるよう、柔軟性を持たせた設計になっています。現在はNTTコムウェアが社内で活用している独自のスケジューラーと接続できます。今後は、マイクロソフトのExchangeなど、他のスケジューラーとも接続させたいと考えています。また、ユーザーが使うフロントエンドにおいても、シャナイン®TALK以外のツールでも使えるようにと計画しています。
さらにスケジューラー以外の業務システムとの接続も想定しています。例えばSFA(営業支援ツール)や在庫管理などとつなげば、シャナイン®TALKから顧客情報や在庫状況を確認することが可能になります。

岡崎:大企業となると、たくさんの業務システムが稼働していますが、それぞれ使い勝手が異なると、ユーザーも習得が負担になります。しかし、メッセンジャーという、日頃慣れ親しんだ共通のフロントエンドを使い、人と話すような感覚で操作できるとなると、ユーザーにとってもメリットが大きいのではないでしょうか。
私たちの目指しているAIは「なんでもできるAI」ではなく、「困っていることを解決してくれる専門的なAI」です。AI活用によって、各業務システムの利用やデータ活用が増えれば、企業としての生産性向上にも貢献できると期待しています。


読者へのメッセージ

ワークスタイルの変革に貢献できるAIを

後藤と岡崎

AIというと、人間の仕事を奪う可能性を持つものとして否定的な感情を持っている人も少なくはないと感じています。しかし私たちが目指しているのは、「誰もが使える、日々の業務を楽にしてくれるAI」です。人間の仕事を奪うのではなく、本来人間がやるべき仕事に集中できるようになるわけです。今まさに、そういう社会が実現しようとしています。(後藤)

少子高齢化やグローバル化が進み、ワークスタイルの変革が求められていますが、AIをうまく使えば、人間の働き方も変わってくるはずです。働く人のワークスタイルを変え、会社のビジネススタイルを変える。そしてゆくゆくは、皆さまと一緒に協業しながら、日本企業全体の働き方を変えていくためのお手伝いをしたいと考えています。(岡崎)

  • 商品およびサービスの内容は、予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 「シャナイン(Shanaing)」、「SmartManual(スマートマニュアル)」は、NTTコムウェア株式会社の登録商標です。
  • その他、記載されている社名、商品名などは、各社の商標または登録商標である場合があります。
  • 所属部署、役割等については、取材当時のものです。

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