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さまざまな活用が可能な地図サービスへ

― ユニバーサルデザインマップの開発を振り返ってみて、思うことはありますか? また将来への展望があれば、聞かせてください。

菊島:NTTコムウェアは、大規模システム開発が多いのですが、ユニバーサルデザインマップはそれらとは異なるアプローチで作っています。通常は時間をかけて、詳細に設計してから開発するのですが、ユニバーサルデザインマップは、まず、デモやプロトタイプを作成し、ユーザーやアドバイザーの意見を取り込みながら、短いスパンで進化を加えていく手法を採用しています。また、使いやすいユーザーインターフェースデザインに注力したのもユニバーサルデザインマップならではと思います。

山下:私たち健常者が思い込みで作っているわけなく、いろいろな障がいを持つ方々にヒヤリングをし、搭載した機能が本当に使いやすいのかを確認した上で設計しています。ユニバーサルデザインは奥の深いものです。誰にとっても使いやすいデザイン、サービスを目指して、今後も改善を重ねていきたいと考えています。

鳴戸:訪日外国人を想定して、多言語対応も進めていきたいと考えています。

菊島:まずは町おこしイベントや、街コンなどで、気軽に使っていただきたいと考えています。しかしユニバーサルデザインマップは、単なる地図アプリではありません。他のシステムとのデータ連携など、いろいろな用途に活用できます。「地図でこういうことができたらいいのに」と困っていること、地図の新しい活用のアイディアがあれば、ぜひお聞かせください。

【読者へのコメント】

私たちは次の世代に何を残すのか? 地図を通して街の未来を考える

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鳴戸:地図に関わる仕事をして、改めてバリアフリーの情報の大切さについて考えさせられました。ユニバーサル施設の情報が全国の地図に掲載されれば、障がいを持つ方々に喜んでいただける。そこにやりがいと意義を感じています。

山下:ユニバーサルデザインマップは、社会をより便利にしていける可能性を秘めた製品と思っています。さまざまなイベントで使っていただき、いろいろな方から意見を伺い、それを集約してユニバーサルデザインマップをより良いものに育てていきたいと考えています。

菊島:2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、前回のオリンピックと違って成熟した日本の姿を世界に発信する場。しかしそれは通過点。その先にある街づくり、そして次の世代に私たちは何を残していけるのか。地図の利用法を考えることは、街の未来を考えることそのものだと感じています。

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  • 所属部署、役割等については、取材当時のものです。

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