エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:栗島 聡、以下 NTTコムウェア)は、サブスクリプションビジネスを支援する管理プラットフォーム「Smart Billing®」の新機能として、NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丸岡 亨、以下 NTTコミュニケーションズ)が提供するIoTプラットフォーム「Things Cloud®」との連携機能を2020年10月20日より提供開始しました。
「Things Cloud」と「Smart Billing」の連携によって、IoTデバイスより取得した測定値データをシームレスに課金に用いることが可能になります。これにより、「Smart Billing」を利用するサブスクリプションサービスの提供事業者は、従来、利用実績に応じた価格体系でのサービス提供が難しかったハードウェアのサブスクリプションモデルでのサービス提供において、従量制の料金プランを組み合わせた柔軟な価格体系を容易に実現することができます。

市場の価値観が「所有」から「利用」へと移り変わっていく中で、サブスクリプションモデルでのサービス提供に取り組む事業者は引き続き増加しており、その市場はソフトウェアやデジタルコンテンツに留まらず、製造業などのハードウェアを伴う業態へも広がっています。これはIoTを活用して顧客の利用動向を把握できるようになったことが、その一因です。
「Smart Billing」は、サブスクリプションサービスの提供事業者を支援するプラットフォームとして、「商品管理、顧客・契約管理、課金、請求・回収、会計、分析」といった一連のバックオフィス業務の効率化に効果を発揮する機能を提供しています。
今回、「Things Cloud」と「Smart Billing」の連携によって、「Things Cloud」で取り扱う「IoTデバイス・測定値データ」と「Smart Billing」で取り扱う「サブスクリプション契約情報」を紐づけて一元的に管理できるようになります。これにより、「Things Cloud」を用いてIoTデバイスで取得した測定値データを把握するとともに、取得した測定値データを「Smart Billing」の課金機能に利用実績として自動連携して料金計算を行うことによって、サブスクリプション課金の運用プロセスを全て自動化することが可能になります。また、「Things Cloud」、「Smart Billing」は、いずれもクラウドサービスとして提供されるため、サブスクリプションサービスの提供事業者は利用実績を取得するために専用のシステムを構築する必要がなく、迅速にビジネスを立ち上げることが可能です。
NTTコムウェアでは、今後もNTTグループおよびグループ外の各社のサービスと連携することによって、サブスクリプションビジネスを支えるプラットフォームとして「Smart Billing」を拡充し、より広い業種・業界のサブスクリプションサービス提供事業者への販売を拡大していきます。
「Things Cloud連携機能」の概要は、別紙のとおりです。
【別紙】
「Things Cloud連携機能」の概要
1.「Smart Billing」とは
「Smart Billing」は、サブスクリプション管理プラットフォームとして、特に、多くのサブスクリプションサービスの提供事業者において課題となっている「バックオフィス業務の効率化」に効果を発揮します。サブスクリプション契約の内容に応じた毎月の料金計算、決済代行サービスとの連携による請求書作成・発送・入金確認、口座振替・クレジット請求処理の自動化等を提供し、サブスクリプションサービスの拡大を支援しています。

2.「Things Cloud連携機能」の概要
NTTコミュニケーションズが提供する「Things Cloud」は、サービス提供事業者のビジネス環境に合わせた多様なセンサー/デバイス接続からのデータ収集、可視化、分析、管理など、IoTに必要な機能がパッケージ化されたIoTプラットフォームです。(商品ホームページ:https://www.ntt.com/business/services/iot/iot/iot/things-cloud.html)
「Smart Billing」は、「Things Cloud」との連携によって、「モノのサブスクリプションを支援するクラウド基盤」として、ハードウェアのサブスクリプション課金の運用プロセスを自動化するために必要な以下の機能を提供します。
- (1)商品管理
- IoTプラットフォームと連携して計算を行う従量制サブスクリプションサービスのカタログ情報を管理
(工数管理オプション・出張旅費管理オプションも含む) - (2)契約管理
- 課金に用いるIoTデバイス・測定値データと、サブスクリプション契約の紐づけを一元管理
- (3)課金
- IoTデバイスを用いて取得した測定値データを定期的に取得し、利用量に基づき、サブスクリプション契約毎のご利用金額を自動算定
これらの機能によって、生産設備の利用量を取得・分析する等、「モノのサブスクリプション」における「商品管理、顧客・契約管理、課金、請求・回収、会計、分析」といった一連の運用プロセス(サブスクリプションサイクル)の自動化・効率化が可能となります。
3.料金
商品ホームページよりお問い合わせください。
4.商品ホームページ
https://www.nttcom.co.jp/smartbilling/
※「Smart Billing」は、NTTコムウェア株式会社の登録商標です。
※「Things Cloud」は、NTTコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名、サービス名は、各社の商標または登録商標です。
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