日本電信電話株式会社
株式会社NTTドコモ
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
日本電信電話株式会社(以下、NTT)、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、コムウェア)は、幕張新都心にてwithコロナ社会における安心・安全を考慮した回遊性の向上に関する実証事業を2022年2月1日(火)から行います。本実証事業においては、個人の目的や趣味・趣向に合わせたレコメンド、利便性の高い次世代モビリティと街や店舗の混雑情報や店舗の感染症対策状況の情報配信を組み合わせ、回遊性向上と密回避の両立をめざします。
1.背景
NTTと千葉市はこれまで包括連携協定※1を締結し、市の各種課題の解決に向けて連携しながら取組んでおります。幕張新都心エリアは、幕張メッセやZOZOマリンスタジアム、JR海浜幕張駅周辺のショッピング施設を中心に多くのお客さまが訪れ、また、ベイエリアを中心に多くの住民が生活する街ですが、回遊性の向上や賑わいの創出が課題となっています。これまでドコモを中心に幕張新都心エリアにて、AI運行バス®や電動小型モビリティの実証事業を通じてモビリティの技術検証やニーズ調査に取組んだ結果、各モビリティの利用需要があることを確認しました。今回の実証事業においては、千葉市運営の「幕張新都心モビリティコンソーシアム」にて事業提案を行い、NTT、コムウェアと共にICTを駆使してこれまでよりもお客さま体験価値や移動の利便性の向上を図ることに加え、新型コロナウイルス感染症の影響をふまえた、誰もが安心・安全に街の周遊を楽しむ仕組みを実現することで、地域の活性化をめざします。2.課題と提供価値
様々な目的で幕張新都心エリアを利用する人がいることに着目し、個人の状況に寄り添ったレコメンドと最適な次世代モビリティをセットで提供することで、人を中心とした価値を提供します。3.取組み概要
街全体の安心・安全と回遊性向上をめざし、目的・用途に応じてスマートフォンアプリ(以下、アプリ)版・Webブラウザ版の2つのサービスを提供します。アプリ版は、地域住民を中心に、日々のモビリティ利用や日常生活で気づかなかった施設・店舗への立ち寄りが主なコンセプト、Webブラウザ版は、来街者を中心に、手軽にお勧め情報やクーポンをみてお好みの施設・店舗を訪れる街歩き体験が主なコンセプトとなります(LIKEUP®を活用※2)。本実証事業では、安心・安全を意識しながら各サービスの利便性の検証、およびエリア全体の回遊性の検証を行います。4.今後の展開
NTTグループでは、自治体や様々な地域のパートナーとの協創を通じ、あらゆる移動手段と多様な地域サービスをMaaSで連携させながら、持続的な地域経済の発展、地域課題の解決に貢献していきます。本実証事業を通じMaaSビジネスの立ち上げを加速させ、より豊かで便利な顧客体験の創出ならびにスマートシティの実現※3に向けた取組みを推進します。※1 千葉市との包括連携協定(NTT)
https://group.ntt/jp/newsrelease/2019/07/11/190711a.html
※2 LIKEUP(コムウェア)
https://www.nttcom.co.jp/likeup/
※3 スマートシティの実現(ドコモ)
ドコモがパートナーと共に、人々の生活がより豊かになる技術の価値検証を行う「ライフスタイル共創ラボ」の一環としても取組んでいます。詳細は、以下のWebサイトをご確認ください。
○ライフスタイル共創ラボWebサイト https://smartcity.ad.at.nttdocomo.co.jp
<別紙>
実証事業概要
1.実証事業の概要
(1)実施期間(予定)
2022年2月1日(火)から3月21日(月・祝)まで
※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、予告なく変更する場合があります。
(2)対象エリア
千葉市美浜区 幕張新都心エリア(JR海浜幕張駅から半径概ね2km程度)
(3)対象者
近隣の地域住民、および幕張メッセ・ZOZOマリンスタジアム・施設・ホテルなどを訪れる来街者
(4)本実証事業の特徴
①個人の趣味・趣向に寄り添ったレコメンドと、リアルタイム情報・混雑情報の配信(アプリ、Webで提供)
○個人の趣味・趣向に寄り添ったレコメンド
・アプリ版では、ドコモの顧客基盤で分析された利用者の属性・趣味嗜好や、来街目的、現在地、時間、天候などを組み合わせ、利用者と目的地をタイムリーにマッチングさせるレコメンド技術を活用しており、ドコモは本実証での知見をもとに性能を向上させ今後のMaaS事業に展開していく予定です。レコメンドのメッセージに行動経済学のナッジ※を活用することで、個人の潜在ニーズへ働き掛け、楽しい周遊を後押ししていきます。
・Webブラウザ版では、数枚の画像選択によるタイプ診断と選択した目的・同伴者情報をもとに、利用者の行動や興味を先読みし、場所や時間に応じて利用者向けに最適なレコメンドを提供します。(コムウェアが提供するUXエンジンを軸としたサービス「LIKEUP」を活用)
※「ナッジ」とは、「そっと後押しする」という意味を持つ行動経済学用語であり、人々が世間一般的に望ましいとされる行動(例:健康促進、疾病予防)を自発的に選択できるよう促す取組み全般のことです。
○リアルタイム情報配信と混雑情報配信
・店舗からのリアルタイムなクーポンやメッセージの配信により、利用者はお得なサービスを受けることができます。
・街全体や周遊先となる店舗の混雑情報や感染症対策取組み状況を配信し、混雑回避や3密回避を促します。
②多様な交通手段の一元的な検索・予約機能と次世代モビリティの提供(アプリで提供)
これまでの取組みに加え、コロナ感染症対策、移動の利便性向上、幕張新都心におけるニーズを把握します。
○AI運行バス
・前回の実証実験より広範囲(約半径2km)なエリアにおけるデマンド交通を利用することができます。
・新型コロナ感染症対策として、QRコードを用いた非接触での乗車確認を採用しています。
※国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の共同実証事業として実施します。
○電動小型モビリティ
・事前予約の仕組みにより、無人による貸出し手続きを行い、ご利用いただくことができます。
・小型の自律走行ロボットが取得した地図情報をもとに電動小型モビリティの公道での自律走行の実験を行います。
※電動小型モビリティは、ドコモと株式会社アイシン(以下、アイシン)、国立大学法人千葉大学(以下、千葉大学)の共同実証事業として実施します。
2.参加方法
アプリとWebブラウザによる参加方法は以下のとおりです。詳細は、以下の千葉市幕張MaaS公式ホームページにて確認ください。
https://makuharimaas-pr.com/ |
(1)本実証専用アプリ「まくはりMaaS」の概要
①提供開始日
2022年2月1日(火)
※ 提供開始日は予告なく変更する場合があります。
②対象OS
推奨OS:iOS 15以上、Android 10以上
③利用方法
App Store、Google Playストアから「まくはりMaaS」と検索し、ダウンロードしてください。ダウンロード後は、普段お使いのIDを用いて本サービスの利用が可能です。
※ 上記 QR コードを読み取ることで、アプリのダウンロードサイトにアクセスが可能です。
※ IDは、dアカウント® 、Facebook、Google、AppleのIDの利用が可能です。
④機能概要
レコメンドによる目的設計とモビリティ利用を一体提供することで、利便性・回遊性の効果を高めます。
⑤画面イメージ
(2)本実証専用Webブラウザ版サービスの概要
①提供開始日
2022年2月1日(火)
※ 提供開始日は予告なく変更する場合があります。
②対象Webブラウザ
推奨Webブラウザ Safari 最新版、Google Chrome 最新版
③利用方法
千葉市幕張MaaS公式ホームページよりご確認ください。
④機能概要
アプリのダウンロードや個人情報の登録は不要で、お勧めの情報やクーポンをレコメンドして手軽な街歩き体験を支援します。
⑤画面イメージ
3.各社の役割
* 「AI運行バス」「dアカウント」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
* 「AI運行バス」は株式会社未来シェアが開発した SAVS(Smart Access Vehicle Service)を利用しています。
* 「LIKEUP」は、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社の登録商標です。
* 「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
* Facebookは、Facebook, Inc.の登録商標です。
* Google、Google Play、Android、Google Chromeは、Google LLCの商標です。
* Apple、Safariは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。App Storeは、Apple Inc.のサービスマークです。TM and © 2017 Apple Inc. All rights reserved.
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