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 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒岩 真人、以下NTTコムウェア)は、建設業界向けに、現場の施工管理者(以下、現場監督)の作業調整・指示といったコミュニケーションをデジタル化し業務を効率化するクラウドサービス「ゼネコンコラボ」(https://www.nttcom.co.jp/collabowork/geneconcollabo/)を3月29日より提供します。

 建設業界では2024年より時間外労働の上限制限が適用されることから、建設現場での「働き方改革」が急務となっています。特に建設現場の現場監督は、労働災害防止や危険予知対策、法律により定められた書類の作成・保管などの業務が多岐にわたり、長時間労働の是正が課題となっています。
 「ゼネコンコラボ」は、建設工事の現場監督と職長、現場作業者との間のコミュニケーションをデジタル化することによって、現場の業務を効率化するサービスです。

「ゼネコンコラボ」の導入効果イメージ
「ゼネコンコラボ」の導入効果イメージ

■複数事業者が参画する建築現場で、混在するツール間のやりとりをシームレスに実現

 建設現場では複数事業者が参画する際、周知や作業指示の連絡手段として複数のビジネスチャットツールを使い分けることが多く、現場監督は業務連絡や確認の際にツールごとに対応する手間が発生しています。「ゼネコンコラボ」では、発信者が意識することなく異なるビジネスチャットツール間でのメッセージ送受信できるため、ツールを使い分ける手間なく、複数事業者に対して一括での周知や業務連絡、指示することが可能になります。

■建設現場の位置情報で閲覧を制御可能、電子ブック型設計図面の共有

 図面などを紙で配布する場合、印刷コストや配布先の管理の手間がかかるだけではなく、図面更新の際に再配布が間に合わず古い図面で施工するという事象が発生することがあります。「ゼネコンコラボ」では現場監督と現場とのリアルタイムな図面等共有のため、スマホやPCから直感的な操作でページめくりや書き込みが可能な電子ブック型の図面等共有機能を提供します。閲覧にあたっては建設現場の位置情報や閲覧期間の制限などにより、セキュアな利用を実現します。

 「ゼネコンコラボ」はこれらビジネスチャットツール横断、ドキュメント共有に加え、複数工事現場からの報告書等情報を自動で各々の工事に紐づけて蓄積するタスク管理(詳細別紙)を提供します。

NTTコムウェアは、今後、新ドコモグループサービスとの連携により、さらなる建設現場の業務効率化に貢献します。株式会社NTTドコモが提供する「ドコモ建設現場IoTソリューション」※1やNTTコミュニケーションズ株式会社が提供するIoTプラットフォーム「Things Cloud®」※2とも連携し、建設業界のDXを支援するとともに、デジタルエンタープライズ経営への変革を推進します。

株式会社NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ株式会社、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社は、新ドコモグループとして法人事業を統合し、新たなブランド「ドコモビジネス」を展開しています。

docomo business https://www.nttdocomo.co.jp/biz/special/docomobusiness/(新しいウィンドウで開きます)

【別紙】

建設現場のコミュニケーションを支援する「ゼネコンコラボ」

1.概要

 「ゼネコンコラボ」は、建設現場の現場監督による現場作業調整・指示といったコミュニケーションをデジタル化し業務を効率化するクラウドサービスです。
 大規模建設において、「ビジネスチャットツール横断による作業連絡」「位置情報等によるセキュアなドキュメント共有」「現場からの報告を自動で蓄積するタスク管理」等により、建築現場のコミュニケーションを支援します。

2.特長

(1)ビジネスチャットツール横断による作業連絡
 「ゼネコンコラボ」を利用することで、普段利用しているチャットツールからBOTを介し異なるビジネスチャットツール間でのメッセージ送受信が可能となります。異なるビジネスチャットツール間でも一括連絡が可能になり現場監督は事業者ごとのビジネスチャットツールの導入・利用者管理が不要になります。参画する事業者にとっても現場ごとのビジネスチャットツールの新規導入が不要で、作業者のツール習熟の手間も省けます。
 現在3種類のビジネスチャットツールに対応しており、順次拡大予定です。
(対応サービス名:LINE WORKS※3, direct, WowTalk※4

(2)位置情報等によるセキュアなドキュメント共有
 図面、工程表などの工事情報、安全対策のドキュメントが紙で配布、管理されている現場も多数存在します。ドキュメントによりオンラインで共有することで、配布、回収といったアナログなコミュニケーションを削減し、常に最新版のファイル共有が可能となり、手戻りの発生を防止します。また、位置情報による閲覧範囲の制限など、セキュアな情報管理で工事情報の情報漏洩リスクも低減します。

(3)現場からの報告を自動で蓄積するタスク管理
 大規模建設現場では、1日に数十社の事業者、数百人の作業者が入場するため、各事業者とのスケジュール調整や作業管理などの様式やコミュニケーションツールも各社異なり、情報管理が煩雑となります。ゼネコンコラボでは工事ごとに紐づけられた報告書や図版、写真が自動的にフォルダに格納されるため、工事やタスクごとに情報が整理され進捗が把握しやすくなります。タスクごとに管理された情報を参照しながら事業者と確認することで作業指示を円滑に実施、進捗を管理することができます。

「ゼネコンコラボ」の利用イメージ
図1.「ゼネコンコラボ」の利用イメージ

 「ゼネコンコラボ」は今後も、現場監督と職長、現場作業者のコミュニケーションを軸に、機能の拡充、さまざまなサービスとも連携強化し、建設現場の働き方改革を支援していきます。

3.料金

月額利用料 50,000円〜/1現場 (税抜き)
他、導入現場の導入規模・使用条件により個別見積

4.提供開始日

2022年3月29日(火)

5.商品ホームページ

・ゼネコンコラボ https://www.nttcom.co.jp/collabowork/geneconcollabo/
・Collabo Work Solution https://www.nttcom.co.jp/collabowork/


CollaboWorkSolutionロゴ

「ゼネコンコラボ」はNTTコムウェアが提供する、コラボレーションによる企業のイノベーションを支援する事業ブランド 「Collabo work Solution(コラボワークソリューション)」のラインナップとして提供します。


※1 ドコモ建設現場IoTソリューション」は建設現場の工期を遵守しながら働き方改革を実現するため、
ヒト・モノなどのデータを可視化・分析し、建設現場状況をリアルタイムで共有するクラウドサービスです。
【ドコモ建設現場IoTソリューション 商品ホームページ】https://www.docomo.ne.jp/biz/service/iot_construction/
※2 「Things Cloud」はNTTコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。
「Things Cloud®」はデバイス接続からデータ収集、可視化、分析、管理などIoTの導入に必要な機能・プロセスを、ノンプログラミングで簡単・短期間に実現できる機能やテンプレートを提供するIoTプラットフォームです。
【Things Cloud® 商品ホームページ】https://www.ntt.com/business/services/ai-iot/iot/things-cloud.html
※3 「LINE WORKS」は、LINE株式会社およびWorks Mobile Corporationの商標または登録商標です。
※4 「WowTalk」はワウテック株式会社の登録商標です。





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