オンラインでもオフラインでも同じように会議ができないものか。
ドコモ・システムズ(現NTTコムウェア)の開発した「letaria®(以下letaria)」では、WEB会議においてもオフラインさながらの臨場感を実感することができます。
- ・とはいえ会議ツールはどれも一緒じゃないの?
- ・具体的にどんな機能があるのかもう少し詳しく知りたい
そんな疑問にお答えするべく、本記事では、letariaの開発チームにインタビューを行いました。
以下では、インタビュー結果をもとに、letariaの機能を詳しく紹介していきます。
※「letaria®」はNTTコムウェア株式会社の登録商標です
01 NTTコムウェアのWEB会議ツール「letaria」とは?
Q:letariaとはどんなサービスですか?
一言でいうと、WEB会議ツールです。
パソコンのブラウザ、またはモバイルアプリからWEB会議を招集し、実施することができます。
また、ゲストはURLから会議に入れるため、会員登録やアプリ等のダウンロードは不要です。
(アプリを無料ダウンロード頂くと、アプリからの会議参加も可能となります)
Q:letariaの特徴は?
元々弊社製品にsMeeting®という会議支援ツール(ペーパーレス会議システム)があり、その後継サービスがletariaです。
よりシンプルに、WEB会議で使いやすいUIを目指し改良を重ねました。
sMeeting®の特徴であったペーパーレス会議支援機能、WEB会議ツールとしてのletariaの新機能、両者のいいとこ取りをしたようなシステムとなっています。
2021年発とWEB会議ツールの中では後発ですが、日本の企業ならでの資料共有中心の会議を、きめ細かくサポートできる点が強みです。
02 letariaの特徴的な4つの機能
Q:letariaの機能について教えてください。
letariaの機能としては、録音・録画、チャット、会議予約、画面共有など、WEB会議のツールとして必要な機能が標準装備されています。
ワンボタンで入室できる定例用の会議室機能↓
また、4人まで同時に画面共有が可能↓
それらに加え、強みとなる機能は、以下の4つです。
- ① 資料共有機能
- ② 発表者同期機能
- ③ 豊富なリアクション機能
- ④ 様々なチャット機能
それぞれ簡単に解説します。
① 資料共有機能
参加者は登録された資料を自分のペースで閲覧でき、配られた手元の資料を見るように、好きなページを閲覧できます。
「さっき説明されたあのスライドがもう1回見たい」と思うことってありませんか。
そんなとき、letariaでは「紙媒体の資料と同様に」自分のペースで読み返せる点が魅力です。
② 発表者同期機能
利用者は「同期ボタン」を押すことで発表者の画面に移動することができます。
前のページを振り返っているうちに、今どこのページを発表中なのか、迷子にならないようにするための機能です。
また、発表者は自らの画面や資料のページへ参加者の画面を強制同期させることができ、重要な議論を行う前に全員の画面を同じページに揃えることができます。
オンライン授業などにもおすすめの機能です。
③ 豊富なリアクション機能
リアクション機能は、顔文字・絵文字だけでなく、会議でよくあるフレーズ(「離席します」「よろしくお願いします」など)を簡単にボタン操作で行うことができます。
発表者を邪魔することなく、会話や伝達を行える点もぜひお試し頂きたい点です。
ボタンを押すだけで定型分チャットを行える↓
よくあるフレーズを網羅↓
④ 様々なチャット機能
letariaでは、参加者同士で相手を絞ったチャットが可能です。会議中に隣の席の人と少し話すようなそんな参加の仕方がオンライン会議でもできます。
また、匿名での投稿も可能となるため、シャイな参加者が多い場合でも活発な会議を行うことが可能です。
全体、または相手を絞ってチャットできる↓
03 letariaがおすすめなお客様は?
ドコモグループ内のほか、一般で20社ほどにご利用いただいております。
お客様の属性としましては、日系のIT企業で、資料中心の社内打ち合せが多い、リモートワーク導入済みという会社様が多いですね。
ドコモグループに近い働き方をなされている企業様では、letariaとのマッチング度合いが高いのではないかと考えております。
04 letariaのセキュリティについて
Q:セキュリティ面についてはいかがですか?
セキュリティについてletariaでは、システムにアップロードされた資料は会議参加者にアクセス権限が付与されます。(ダウンロードは不可)
そして、会議終了後はサーバからファイルが削除されるため、安全である(会議資料の情報漏洩等は起こりにくい)と考えています。
05 letariaの開発に当たってのこぼれ話
Q:開発の苦労話を教えてください。
開発は2019年1月にPoCが開始し、2019年4月から本格的に開発着手となりました。
チーム人数は当初で5人、現在でも11名程度と少数で行っています。
少人数のため、運用を考慮した設計・開発を意識しています。
例えば、インフラにはパブリッククラウドを積極的に活用する、CICDを構築してアプリケーションデプロイを実施するなどです。
また、ユーザに影響を与えずにサーバのメンテナンスを実現するため、会議時間を24時間に制限しています。
また、2020年ごろからのコロナ禍で、時流に合った商品として開発期間が短縮されたりもしましたが、チーム一丸となって乗り切りました。
アジャイル開発を行っており、プロジェクト発足から4年が経過した現在でも、日々改善を繰り返しております。
06 今後の開発予定
Q:今後の開発予定などがあれば教えてください。
NTTグループではリモートスタンダードとして、今後もリモートワークを中心とした働き方となりますが、働き方をオフラインにシフトするお客様も多いです。
そのため、WEB会議という枠を超え、ペーパーレス会議でのコミュニケーションツールとしてletariaを使っていただけるよう、開発を行っていきたいと考えております。
07 終わりに
以上が、弊社のWEB開発ツール「letaria」の開発者インタビューでした。
少しニッチではありますが、特徴的な機能があり、企業によっては心強いパートナーになれるのではないかと考えております。
製品に関するお問い合わせなどは以下からお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。