キャリアを知る

募集要項・選考フロー
インターンシップ
FAQ
メッセージ・求める人材像

project story

プロジェクトストーリー

プロジェクトストーリー

NTTグループの未来を変える。
グローバル基準・先端技術を取り入れたDXをデザイン。

NTTグループ
DX化プロジェクト

OVERVIEW

「2025年の崖」「DX」といったワードが注目され始めた2018年。 NTTグループでも、各社が独自につくりあげてきたレガシーなシステムや業務に対し、将来的なリスクが危惧されていた。そんな課題に向けて立ち上がったのが本プロジェクト。 グループ全体として、先端技術を活用したDXに乗り出したのだ。 国内外のNTTグループ120社を対象にした一大プロジェクトがスタートした。

MISSION

プロジェクトの目的は、コスト削減、デジタル技術の進化、既存事業の課題、顧客ニーズの変化といった外部環境の変化を踏まえ、大胆なDXでNTTグループ全体での業務最適化しながら、コスト削減・顧客満足度向上・収益/利益創出を目指した。プロジェクトメンバーとして、NTTコムウェアでは異なる2つの組織からタスクフォースチームを結成。NTTと連携しながらプロジェクトを推進した。

影山 将人

プロジェクトリーダ

影山 将人

テレコムビジネス事業本部
事業企画部
AM職/課長

吉村 由希

市場調査・サービス企画チーム

吉村 由希

テレコムビジネス事業本部
営業部
SC職

小林 茉佑香

市場調査・サービス企画チーム

小林 茉佑香

テレコムビジネス事業本部
ビリングソリューション部
AS職

山田 祐輝

システムコンサルティングチーム

山田 祐輝

テレコムビジネス事業本部
アクセスソリューション部
AS職

西原 大輔

システムコンサルティングチーム

西原 大輔

テレコムビジネス事業本部
SOソリューション部
AS職

part 1

調査・企画とシステムコンサル、役割ごとに2つのチームを設定。

国内最大級の規模を誇るNTTグループ。そのDXを実現するために集められたのは、各領域のエキスパート5名だった。リーダとしてプロジェクトを牽引した影山は、チーム内の役割分担xについてこう説明する。「市場調査とサービス企画には、長らく企画戦略を経験してきた吉村さんと、グローバルな料金系システムの知見を持つ小林さんをアサイン。システム開発の豊富な知見を持つ山田さんと西原さんには、実現すべきシステムの概略やルールを描いてもらいました」。
影山の言葉どおり、吉村・小林の「市場調査・サービス企画」チームでは、世界各国の通信キャリアのIT戦略を調査・分析し、その中からNTTグループとして取り組むべき戦略を企画するとともに、実際にDXを実現するためのビジネスパートナーの選定も手がけた。山田・西原はもう1つの「システムコンサルティング」チームとして、DXの方針を検討・整理し、グループ全体のエンタープライズアーキテクチャの規定に取り組んだ。

part 2

直面した数々の困難を通じて、これまでの経験値を飛び越える。

同じNTTグループ内といえども、取り組むビジネスもシステムも異なる各社をまとめてDXを推進することは容易ではなかった。「どこか1つの視点ではなく、NTTグループとして俯瞰した視点で情報を取捨選択するのは大変でした」と語る吉村。グローバル市場調査では、世界中から膨大な情報を収集したそう。同じく海外調査を担当した小林は「外国語は苦手でしたが、フランスとイギリスへ調査に行きました。リーダや先輩が背中を押してくれたからこそ、貴重な経験を積めました」と振り返る。
「基本的に楽しかったので苦労は感じなかった」という山田も、固定概念を捨てることには苦戦したと話す。「未来のITを考えるには、これまでの経験値に基づく考え方を捨て、新しい概念を積み上げる必要がありました」。そんな山田の言葉に頷く西原も、これまでとは異なるスキルセットが求められる点に苦労したという。「これまではシステムそのものの構築がメインでしたが、今回はITの方針やルールづくりが使命。情報を求めて海外の団体にもアクセスするなど、試行錯誤しました」。

part 3

あらためて感じた自社の個性とプロジェクトに関わる喜び

今回のプロジェクトの難所の1つが、グループ各社と合意形成を図ることだった。先に触れたとおり、異なる事業を展開する各社だけに視点もさまざまであり、誰もが納得できるITの方針を定義することは簡単ではない。「各社のCIOなど、デジタル戦略の権限を持つ人たちを巻き込みながら、賛同者を増やしていく草の根的な活動も重要でした」と語る吉村。各社とコミュニケーションを重ねる中で、西原は自社との違いに気づく点があったという。「コムウェアは僕たちのような若いメンバーが対応していましたが、各社では役職者クラスが登場することも多く、改めてコムウェアの『若手に裁量を与える文化』を実感しました」。一方、影山はNTTのスピード感に驚かされたと語る。「ともにプロジェクトを主導したNTTの意思決定や行動の早さには、学ぶ部分が多かったです」と当時を振り返った。
そんなプロジェクトメンバー全員が口を揃えて語るのは、「影響力の大きな仕事に新たにチャレンジできた喜び」だ。NTTグループ全体の未来を見据えた改革では多くの困難にぶつかったが、苦労以上に大きなやりがいを感じたという。

part 4

プロジェクトを通じて見えてきたそれぞれが目指すべき未来

経営層に向けてプレゼンテーションを行う機会も多かった小林。「みんなで懸命に考えてつくった資料を提示し、『全然だめ』と言われることもありました。けれど、それと同時に『こうしたらいいのでは』とアドバイスをいただけたのがありがたかったです」と、何度も挑戦できる土壌があったことを振り返り、この経験を活かしてIT戦略の提案力を磨いていきたいと語った。山田はこれまで専門分野に特化したシステム開発を経験してきたが、今回のプロジェクトを通じて視野が広がったという。「専門性を突き詰める方向も大切ですが、俯瞰した視点から物事を形づくる仕事の魅力を発見し、この分野でキャリアを重ねていけたらと思っています」。
今後のキャリアについて、吉村は「グループやパートナーと密に連携した経験は、今後のビジネス企画に大いに生かせそう」と語った。また、西原は未来に向けてこんな希望を語る。「自分たちの仕事が社会にどれだけ大きなインパクトを与えられる可能性を秘めているかを実感しました。XRやスマートワールドの実現など、未来の社会に貢献するサービスづくりを実現したい。NTTグループが力を合わせれば、きっと実現できるはずです」。

※所属、取材内容は当時のものです。