CAREER INTERVIEW 女性の働き方インタビュー

ライフステージや環境の変化をバネに
その時々で力を尽くし、
挑戦し続けるビジネスパーソンでありたい

HYODO
CHIZUKO

エンタープライズビジネス事業本部
金融ビジネス部
担当課長

兵藤 智津子

2004年入社
法学部卒

Career Step
2004年〜1年間
TS
現在のネットワーククラウド事業本部にて、社内システムのネットワーク構築を担当。IT未経験での入社だったが、ITインフラの基本的な設計・保守運用スキルの習得をはじめ、データセンタでの実機操作なども経験。
2005年〜3年間
TS
OH
社内業務を集約して運用する新組織の立ち上げを担当。事業部横断で、点在する社内業務の整理や運用プロセスの設計・標準化を推進し、さらにはそれを社外に向けて展開するための販売検討や導入支援も行う。
2008年〜6年間
TS
SC
2012年(入社9年目):スペシャリストに昇格
社内システムの共通基盤化の推進に加え、クラウド商材の提案SEとしても活躍。経営企画部とともに、共通基盤導入に向けた全体計画立案や開発メンバーとの仕様調整を任される。また、当時はまだ新しいサービスだったクラウド商材の提案から原価管理までを手掛け、顧客対話のおもしろさや成果が直結することへの喜びを感じる。
2014年〜4年間
OH
2016年3月(入社13年目)〜1年間:産休・育休を取得
総務人事部へ異動。社員の人員配置や、昇格・評価などの人事運用に携わり、経営視点の知見を得る。また、社員面談やキャリア相談を数多く経験するなかで、モチベートのスキルやコミュニケーションスキルが磨かれた。この当時は仕事と並行して不妊治療に取り組み、第一子を出産。およそ1年間の育児休暇を経て産前と同じポジションに復帰し、時短勤務をスタート。
2018年〜現在
AM
2020年4月(入社17年目):担当課長に昇格
かねてより希望していたアカウントマネージャ職としてエンタープライズビジネス事業本部へ。金融系のお客様に向けたデータマネジメント等のシステムソリューションを提供。金融業界では早くからDXが進んでいたため、現在はさらに一歩進んだデータ活用による収益化等を目指している。2020年4月に子どもが幼稚園入園を迎え、時短勤務からフルタイムに戻ると同時に担当課長へと昇格。部下の育成・マネジメントにも取り組む。

CAREER TOPICS 1

さまざまな福利厚生制度を活用して
出産・育児と仕事を両立してきた

入社以来、ネットワーク構築というザ・SEといった仕事にはじまり、企画系やオーバーヘッドをへて、現在は営業の現場と様々な経験を積んできました。私生活では総務人事部にいた2016年に長女を出産し、産休・育休を取得しました。子どもが1歳になる頃には復帰して、まずは5時間の時短勤務を再開。昼休みを除く9時から15時の勤務で、前後に保育園の送迎をしていました。当時はBeforeコロナで在宅勤務はまだ珍しい時代でしたが、月に1度は在宅勤務を活用することも。ですが、私は会社に来る方がリフレッシュになったので基本的には出社していましたね。子どもが2歳になると6時間勤務に変更。時短勤務は4・5・6時間の3パターンから本人の希望で自由に設定できます。フルタイムで復帰する社員もいますが、私自身にとっては仕事と育児のバランスを取るためにも、時短勤務はとても有効でした。係長クラスの役職を担う中での育児でしたが、自身のスケジュールやタスクを周囲に分かるよう可視化したり、急な不在を想定し日頃から情報連携を徹底したりすることで、限られた時間と人員リソースの中で最大限成果を出すための働き方と判断力が身についたと感じます。それ以外にはライフプラン休暇制度を活用して、出産前の不妊治療に関する通院や、子どもが生まれた後の保育園行事参加のために利用しました。当時は総務人事部に所属していたため、福利厚生制度を理解するだけでなく、実際に沢山の社員が制度を活用し、価値発揮していることを目の当たりにしており、安心して自分も制度を使ってまた職場に戻ってこようと思いました。同時に、会社やこれまで制度を適切に活用されてきた先輩たちのおかげで、自分もこうした制度を使えるのだなと感じました。各種制度の活用にあたっては、自身の不在時を想定した仕事上の合理的な配慮(タスクの可視化、情報共有の徹底など)は必要ですが、遠慮や後ろめたさを感じる必要はないと伝えたいです。

CAREER TOPICS 2

周囲の理解やサポートを含めて
働きやすいカルチャーがある

私は妊娠中も体調が安定していたので、出産の1ヶ月前まで働いていました。上司や同僚たちは常々私の体調を気遣ってくれましたが、かといって過保護になることなく、適度な支援をしてくれたことがとてもありがたかったです。周囲から止められたのは地方出張くらい。当時は各拠点で社員面談を行っており、私自身は産休に入るまで自分の役割をしっかり果たしたいと思い出張を希望したのですが、私の体調を第一優先に考えた上司が別のメンバーに役割を替えました。NTTコムウェアでは男女を問わず子育てと仕事を両立することが当たり前になっていて、そうした社員への理解も進んでいるので働きやすいです。男性の育児休職も増えており、分断勤務や時間年休などの制度を活用して育児に取り組む社員が多く、周囲もそれを当たり前のようにサポートしています。人生にとって仕事は大切ですが、それ以外にも大切にしたいことはたくさんあるはず。育児や介護など、その時にしかできないことと仕事を両立できる環境だからこそ、NTTコムウェアで働いていて良かったと感じます。

CAREER TOPICS 3

子育てをしながらも
理想のキャリアを目指していきたい

私は以前からアカウントマネージャー(AM)職を希望していました。時短勤務中だった2018年にAM職への異動の打診を受け、限られた勤務時間の中でお客様対応が務まるか不安を感じたものの、今となってはチャレンジして良かったです。もう1つのターニングポイントは2020年。子どもが幼稚園に入園し、フルタイム勤務に戻ったタイミングで課長を任されることに。その頃はちょうど担当案件が佳境を迎え、さらにコロナ禍で子どもの預け先探しに苦労するなど、さまざまなことが重なって大変でしたね。そのような中、上司や同僚の多大なる支援や協働により、その時に懸命に取り組んだからこそ今があると感じます。私生活・仕事ともに繁忙な時期を何度か経験して感じることは、その当時は毎日を回すことで精一杯でしたが、どちらも真剣に向き合いやり遂げることで、自分自身のキャパシティや視野が広がり、一歩ずつ自信がつき、マネージャーとしても一人の人間としても成長することができたなということです。子どもがもうすぐ小学生になるので、また生活スタイルに変化がありますが、夫と分担して家事をこなしたり、フレックス勤務を活用したりして子どもがのびのび成長できる環境を整えていきたいです。AM職としては6年目を迎え、現在はマネージャーとして担当全体をリードし、部下育成に取り組む立場にいますが、常に謙虚に自己研鑽に取り組む姿勢を心掛けたいです。今の目標はデータサイエンス分野の知識習得。なんとか時間をつくり、学習に取り組みたいと思っています。それから、そろそろ友人との交流や趣味も再開できたら嬉しいです。1人のビジネスパーソンとして、親として、全力で楽しみながら自分らしい価値を発揮したいです。

※記事内容は取材当時のものです。