Interview 09
“攻めの保守運用”を目指し、
保守運用業務の
AI化へ挑む
TS
テクニカルスペシャリスト
SUGAWARA MANA
菅原 真奈
2014年入社 国際政治経済学部卒
3.11東日本大震災で通信の大切さを痛感し、通信事業会社を中心に就職活動をしている中で、NTTドコモソリューションズに出会いました。NTTドコモソリューションズは既存のビジネスに留まらず、さらに幅広い事業分野やグローバルへの挑戦に意欲的。私は「グローバルな仕事もしてみたい」と思っていたので、ぜひ、そこに参加して、一緒に仕事がしたいと思ったのが入社のきっかけです。

入社以来一貫して、NTT東日本の法人向けネットワークサービスの保守運用を担当しています。具体的には、ネットワーク装置の故障対応はもちろん、新サービスを提供開始する前の運用試験なども行っています。入社4年目の今では、ネットワークの技術や装置の知識がかなり蓄積されてきましたが、入社当初は知識ゼロ。先輩につきっきりで質問攻めにして一つひとつ覚えていきました。入社後2年間はメンタリング制度があり、困ったことがあるとすぐに相談することができる先輩社員の存在にはとても助けられました。メンターはお兄さん、コーディネータはお父さんという感じ(笑)。恵まれた環境で、実践を重ねて、無理のないペースで業務を覚えていくことができました。

旅行が趣味で、入社以来、休みがあると様々なところへ出かけています。カンボジア、香港、マカオ、グアム……、年1回は海外へ。直近では、マチュピチュとウユニ塩湖を観に、南米に行く予定です。社会人になって始めてハマっているのは、スノーボード。スノボ好きの同期と一緒に、毎年冬の週末は雪山へ行って滑っています。普段の週末も出かけることが多く、完全なアウトドア派です。
4年目にお客様の新サービス開始前の運用試験を、私と後輩の二人で任されたことです。試験をするために擬似的な本番環境をつくるのですが、それが1カ所のロケーションで完結するものではなく、本州と島という離れた場所をつなぐ必要があり、ネットワーク構成も複雑でした。構築する環境の難易度が高く非常に苦労しました。当然ながら、サービス開始の日程に間に合わせることは必達です。しかし、日々不具合が発生してトラブルシューティングに追われながらも、お客様に進捗を報告しなければならず、とても苦労しました。後輩と二人では解決できないこともあり、そんなときは知識・経験ともに豊富な先輩社員や関連部署と相談しました。その後、試行錯誤を繰り返しながら、無事試験を完了。最後に、お客様に「環境構築、大変だったでしょう。本当にすごいね」という感謝の言葉をいただくことができ、大きな喜びと達成感を噛み締めるとともに、自分の自信にもなりました。

保守品質の向上を目指して、保守運用業務のAI化の検討に取り組んでいます。具体的には、私たちが保守運用しているネットワーク装置をメンテナンスしている作業者たちの作業ミス、つまり人為ミスを防ぐためにAI技術を導入しようということです。例えば、ネットワーク装置が出力するメッセージ等をAIで分析して、作業ミスを予想して、事前にアラームを出せるようにできないか、等……。今は、お客様に提案する前の段階で、社内でAIを活用することによるお客様のメリットや、具体的なAI技術の検討等を進めているところです。
AI化の検討対象としている装置自体は、私が入社した時から担当しているもの。その装置のAI化の話を聞いたときは、AIという今注目の最先端技術に自分が携われるなんて、と正直ワクワクしました。今進めている保守運用業務のAI化は、様々なお客様に展開していけるものになるはずです。ですから、「もっと汎用性をもたせたいよね」という話もしています。
今あるシステムを守る、“守りの保守運用”に対して、これは、“攻めの保守運用”といえるもの。ビジネスインテグレータへ転換し、チャレンジし続けるNTTドコモソリューションズの攻めの一手になるものなので、ぜひ、成功させて大きくしていきたいと思っています。

いずれは、海外ビジネスに携わりたいと思っていて、社内でグローバル案件を経験した人の話を聞く機会は逃さず参加しています。具体的にどんな海外ビジネスが可能かまではまだ模索中ですが、NTTグループという世界有数の通信事業者がもつ大規模な通信サービスを守ってきたNTTドコモソリューションズなら、海外でもその技術を活かすことができると信じています。
※記事内容は取材当時のものです。