ページ内移動ナビゲーション
  1. ナビゲーションへ移動 (アクセスキー 1)1
  2. 本文へ移動 (アクセスキー 2)2
  3. カテゴリーごとのナビゲーション・関連リンクへ移動 (アクセスキー 3)3
  4. サイト補助説明(ご利用規約、個人情報について、サイトの使い方)のナビゲーションへ移動 (アクセスキー 4)4

コラム収益拡大に繋がる!収納管理の重要性

サブスク管理

2020/01/20

商品・サービスの提供後、支払いが滞ることは珍しくありません。

単なる支払い忘れの場合もあれば、クレーム等の理由で支払いを拒否しているケースや、経営不振により支払う資金が無くなっているケースもあります。

債権の回収率を正確に把握できれば、正確な財務計画を立てることで、資金繰りの問題を避けられます。

債務不履行に陥る数少ない利用者に時間やコストをかけるのではなく、期日通りに滞りなく支払う多数の健全な利用者へ注力することのほうが、成長の機会を逃さずに事業を拡大できるという点でメリットが大きいといえるでしょう。

債権回収率の把握は、企業の資金繰りに直結する重要な課題

商品やサービスを販売するにあたり、販売代金の回収は必ずなされる必要があります。

財務上の観点から見ると、売上が計上された時点で取引が終わるわけではなく、売掛金を受領・回収して初めて取引が完了するからです。

各取引で、「いつ、いくら」受領するかを把握し、支払いが遅れた場合や、一部しか回収できなかった場合等のケースを想定して、収納管理を行うことが大切です。

債権の回収率を把握することは、企業の資金繰りに直結する重要な課題です。
商品の仕入れなどにかかる原価は、売上が立つ前に支払う必要があるのに対し、債権が回収できなければ、その原価をカバーするための資金が戻ってきません。

資金不足に陥ると、借り入れ等により資金調達を行う必要があるため、利息などの財務コストが発生してしまいます。債権の回収率を把握し、適切な対策を講じることで、より正確な事業計画・財務計画を立てることが肝要です。

債務不履行に陥った理由を分析した上で対処方法を策定し、回収率の向上を図る

代金の未払いが発生した際には、まず債務不履行となった原因を分析します。

支払いを忘れている、クレーム等の理由から支払いを拒否している、支払う資金がない、といった理由が考えられます。
商品・サービスの性質、金額によって、顧客の傾向が異なるため、その状況を正確に把握する必要があります。

また、債権は支払期限を過ぎてから期間が経過するほど、回収が困難になると考えられます。 したがって、未払いが発生したら、すぐに対策を講じることができるよう、事前にプロセスを定義しておくことが得策です。

支払いが滞った顧客には、「督促状」を送付して支払いを促すのが一般的な方法です。それでも支払いに応じない場合、「提示する期日までに支払いが行われなければ法的措置をとる」といった「催告」という文書を発行します。
未払いが続く場合は、ファクタリング会社や債券回収会社を利用して、最低限の代金を回収する方法もあります。

営業部門は、販売した売上を評価指標とすることが多く、売ることにフォーカスしがちです。しかし、代金回収の見込みがない顧客に商品やサービスを販売しても、資金繰りが悪化するだけであり、売上が増加しても利益が減少する状態に陥ってしまいます。

そのため、契約に際しては、不払いのリスクを評価する与信管理のプロセスが必要です。これは、新規顧客や過去に問題のあった顧客に対し、どこまで信用して後払いを認めるかを承認する手続きです。
営業部門とは別に、与信審査を行う部門を設け、適切な承認ルートを定義しておく取り組みが推奨されます。

顧客の支払い状況をもとに与信判断を行い、アップセル・クロスセルのターゲットを選定する

例え債務不履行になるのが全体の顧客のうち1%だったとしても、収納状況の管理や債権の回収には手間もコストもかかるため、その少数の利用者への対応に労力が割かれてしまいます。

しかし、事業の成長を牽引するのは、実際に利用料を支払ってくれる多数の健全な顧客です。そのため、健全な顧客の意見を聞き、新たな機会を探る方が多くの場合効果的です。

顧客ごとに毎月の支払い状況を分析して与信判断を行えば、優良顧客にはアップセルやクロスセルを提案できるようになります。
リピート購入を促進する目的で、優良顧客を対象としたキャンペーンを打つ等、時間と予算を優良な既存顧客に費やすことが、利益の向上につながります。

また、債権管理はシステムを導入し、極力自動化を進めることで、その労力を最小限にとどめることができます。
収納状況や納入日・支払日をリアルタイムで管理し、回収のタイミングを通知、さらには債権の回収率を自動算出することも可能になります。

システム利用により恒常的に発生する労務コストを削減すると共に、債権の回収率を見える化して向上させていくことが、ひいては資金繰りを改善し、正確な事業計画・財務計画の立案・遂行につながるのです。

請求管理・債権管理を一括で管理できるシステムとは

NTTコムウェアが提供する「Smart Billing」は、サブスクリプションビジネスの管理業務をトータルサポートするクラウドサービスです。

NTTグループの様々な業種・業態の料金系システムにおいて構築・保守・運用を担ってきた実績と経験をもとに、お客様の円滑なサービス導入と万全なサービス運用を支援いたします。

請求管理・債権管理はもちろんのこと、商品管理や契約管理、分析等、サブスクリプションビジネスに必要な一連の機能を備えていますので、新規ビジネスの立ち上げや既存ビジネスの業務効率化にもぜひお役立てください。